【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のJR中央本線 (定光寺駅～名古屋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.8万円/坪(22.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +53.6％( +25.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 274 件(１年前(2021年)に比べて -3.2％( -9件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.9 坪 (昨年 88.1 坪から -8.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。高蔵寺駅、新守山駅、大曽根駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは名古屋駅で昨年に比べ +130.3 ％、坪単価は 841 万円/坪となった。
上位 2 駅(名古屋駅、大曽根駅)は +87.2 ％(坪単価 +257.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴舞駅、春日井駅)は -18.8 ％(坪単価 -22.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.4 ％ → 2022年 1.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 841万円/坪(254万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +130.3％( +475.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +125.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高蔵寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.9万円/坪(8.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +29.0％( +6.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 61 件(１年前(2021年)に比べて -23.8％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR中央本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 定光寺駅 | 24.6万/坪 (63.5坪) | - | - |
| 高蔵寺駅 | 28.9万/坪 (80.9坪) | 22.4万/坪 (100坪) | 23.8万/坪 (91.4坪) |
| 神領駅 | 30.4万/坪 (87.6坪) | 27.2万/坪 (88.7坪) | 26.5万/坪 (103坪) |
| 春日井駅 | 34.0万/坪 (89.4坪) | 37.5万/坪 (82.6坪) | 32.9万/坪 (105坪) |
| 勝川駅 | 53.0万/坪 (66.3坪) | 49.8万/坪 (83.6坪) | 45.5万/坪 (80.9坪) |
| 新守山駅 | 46.5万/坪 (89.9坪) | 38.4万/坪 (130坪) | 41.5万/坪 (78.8坪) |
| 大曽根駅 | 127万/坪 (51.3坪) | 88.3万/坪 (60.0坪) | 92.8万/坪 (59.4坪) |
| 千種駅 | 147万/坪 (48.4坪) | 161万/坪 (52.2坪) | - |
| 鶴舞駅 | 107万/坪 (68.8坪) | 149万/坪 (51.8坪) | 144万/坪 (68.3坪) |
| 金山駅 | 169万/坪 (29.6坪) | 142万/坪 (59.7坪) | 287万/坪 (70.8坪) |
| 名古屋駅 | 841万/坪 (118坪) | 365万/坪 (51.8坪) | 791万/坪 (48.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
名古屋駅 840.9 万/坪(昨年同期比 +130.3 ％)
名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 841万円/坪(254万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +130.3％( +475.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +125.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 118.3 坪 (昨年 51.8 坪から +128.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.2 分 → 2022年 7.7 分、+80.4 ％と大きく増加)
大曽根駅 127.2 万/坪(昨年同期比 +44.2 ％)
大曽根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +44.2％( +39.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 51.3 坪 (昨年 60.0 坪から -14.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.7 分 → 2022年 6.6 分、-32.2 ％と大きく減少)
鶴舞駅 107.3 万/坪(昨年同期比 -28.2 ％)
鶴舞駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -28.2％( -42.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -45.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.8 坪 (昨年 51.8 坪から +32.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 7.0 分 → 2022年 8.2 分、+16.7 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.5 ％ → 2022年 16.7 ％)
春日井駅 34.0 万/坪(昨年同期比 -9.4 ％)
春日井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.0万円/坪(10.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.4％( -3.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 65 件(１年前(2021年)に比べて -7.1％( -5件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 89.4 坪 (昨年 82.6 坪から +8.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 21.2 分 → 2022年 23.9 分、+12.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.7 ％ → 2022年 1.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示