【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR山陰本線 (安来駅~飯浦駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +8.2%( +0.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 158 件(1年前(2021年)に比べて -1.9%( -3件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 98.2 坪 (昨年 138.1 坪から -28.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。乃木駅、玉造温泉駅、久手駅、都野津駅、益田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは直江駅で昨年に比べ +197.3 %、坪単価は 8.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(直江駅、江南駅)は +179.6 %(坪単価 +3.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(江津駅、大田市駅)は -64.5 %(坪単価 -4.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.6 % → 2022年 1.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった玉造温泉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +89.8%( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった江津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -69.1%( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR山陰本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
安来駅 | 6.9万/坪 (169坪) | 10.8万/坪 (194坪) | 9.6万/坪 (54.1坪) |
荒島駅 | 3.2万/坪 (95.3坪) | 4.8万/坪 (94.4坪) | 3.7万/坪 (27.2坪) |
揖屋駅 | 9.8万/坪 (103坪) | 10.4万/坪 (165坪) | 7.2万/坪 (101坪) |
東松江駅 | 3.8万/坪 (91.2坪) | 8.5万/坪 (159坪) | 3.3万/坪 (159坪) |
松江駅 | 15.9万/坪 (73.1坪) | 13.9万/坪 (111坪) | 17.1万/坪 (82.4坪) |
乃木駅 | 11.1万/坪 (62.6坪) | 7.7万/坪 (195坪) | 16.6万/坪 (92.8坪) |
玉造温泉駅 | 16.4万/坪 (85.1坪) | 8.6万/坪 (137坪) | 13.6万/坪 (86.0坪) |
来待駅 | - | - | - |
宍道駅 | - | 7.4万/坪 (100坪) | 3.1万/坪 (59.7坪) |
荘原駅 | 6.5万/坪 (74.7坪) | 9.7万/坪 (44.6坪) | 8.9万/坪 (92.3坪) |
直江駅 | 8.4万/坪 (212坪) | 2.8万/坪 (301坪) | 7.3万/坪 (191坪) |
出雲市駅 | 11.2万/坪 (114坪) | 10.9万/坪 (147坪) | 10.4万/坪 (125坪) |
西出雲駅 | 5.3万/坪 (111坪) | - | 6.7万/坪 (201坪) |
出雲神西駅 | 4.0万/坪 (99.8坪) | - | 9.0万/坪 (78.7坪) |
江南駅 | 2.7万/坪 (200坪) | 1.0万/坪 (96.8坪) | 4.4万/坪 (107坪) |
小田駅 | - | 1.4万/坪 (60.5坪) | - |
田儀駅 | - | - | - |
波根駅 | - | - | - |
久手駅 | 5.3万/坪 (81.7坪) | 3.6万/坪 (33.3坪) | 1.0万/坪 (48.4坪) |
大田市駅 | 3.1万/坪 (70.4坪) | 7.7万/坪 (126坪) | 4.5万/坪 (114坪) |
静間駅 | - | - | - |
五十猛駅 | - | - | - |
仁万駅 | - | 4.6万/坪 (69.6坪) | 2.8万/坪 (303坪) |
馬路駅 | - | - | - |
湯里駅 | - | - | - |
温泉津駅 | - | - | - |
石見福光駅 | - | 0.6万/坪 (37.8坪) | - |
黒松駅 | 3.5万/坪 (112坪) | - | - |
浅利駅 | - | 5.3万/坪 (103坪) | - |
江津駅 | 1.7万/坪 (47.3坪) | 5.6万/坪 (198坪) | 5.1万/坪 (209坪) |
都野津駅 | 7.2万/坪 (93.8坪) | 5.3万/坪 (51.4坪) | 2.1万/坪 (48.4坪) |
敬川駅 | 2.5万/坪 (106坪) | 5.8万/坪 (136坪) | - |
波子駅 | - | - | - |
久代駅 | - | - | - |
下府駅 | 6.6万/坪 (75.6坪) | - | - |
浜田駅 | 9.4万/坪 (43.4坪) | 11.9万/坪 (58.1坪) | 15.0万/坪 (98.3坪) |
西浜田駅 | 9.6万/坪 (60.5坪) | - | - |
周布駅 | - | - | 9.4万/坪 (63.0坪) |
折居駅 | - | - | - |
三保三隅駅 | - | - | - |
岡見駅 | - | 5.3万/坪 (104坪) | - |
鎌手駅 | 5.1万/坪 (218坪) | 6.6万/坪 (54.5坪) | - |
石見津田駅 | - | - | - |
益田駅 | 7.4万/坪 (164坪) | 6.1万/坪 (174坪) | 5.8万/坪 (92.6坪) |
戸田小浜駅 | - | - | - |
飯浦駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
直江駅 8.4 万/坪(昨年同期比 +197.3 %)
直江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +197.3%( +5.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 211.8 坪 (昨年 301.0 坪から -29.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 36.1 分 → 2022年 9.0 分、-75.1 %と大きく減少)
江南駅 2.7 万/坪(昨年同期比 +161.8 %)
江南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.7万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +161.8%( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 199.7 坪 (昨年 96.8 坪から +106.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 120.0 分 → 2022年 45.0 分、-62.5 %と大きく減少)
江津駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -69.1 %)
江津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -69.1%( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 47.3 坪 (昨年 197.6 坪から -76.1 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 48.3 分 → 2022年 120.0 分、+148.3 %と大きく増加)
大田市駅 3.1 万/坪(昨年同期比 -59.9 %)
大田市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -59.9%( -4.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 70.4 坪 (昨年 125.7 坪から -44.0 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.1 分 → 2022年 22.1 分、+29.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示