【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR中央本線 (坂下駅～古虎渓駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +23.6％( +1.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 64 件(１年前(2022年)に比べて -28.9％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.0 坪 (昨年 119.5 坪から -17.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。恵那駅、土岐市駅、多治見駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは土岐市駅で昨年に比べ +32.8 ％、坪単価は 13.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(土岐市駅、恵那駅)は +31.0 ％(坪単価 +2.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(坂下駅、美乃坂本駅)は -48.9 ％(坪単価 -3.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 36.5 分 → 2023年 26.6 分、-27.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.1 ％ → 2023年 3.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった土岐市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +32.8％( +3.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった坂下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -59.0％( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR中央本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 坂下駅 | 2.2万/坪 (163坪) | 5.4万/坪 (28.7坪) | - |
| 落合川駅 | - | - | - |
| 中津川駅 | 9.5万/坪 (77.1坪) | 8.0万/坪 (144坪) | 6.6万/坪 (105坪) |
| 美乃坂本駅 | 4.4万/坪 (95.3坪) | 7.1万/坪 (145坪) | 8.2万/坪 (146坪) |
| 恵那駅 | 7.3万/坪 (78.7坪) | 5.6万/坪 (124坪) | 6.4万/坪 (177坪) |
| 武並駅 | 2.3万/坪 (104坪) | 2.4万/坪 (237坪) | 0.9万/坪 (302坪) |
| 釜戸駅 | - | - | 1.0万/坪 (78.7坪) |
| 瑞浪駅 | 7.7万/坪 (110坪) | 8.3万/坪 (88.9坪) | 5.1万/坪 (119坪) |
| 土岐市駅 | 13.6万/坪 (86.9坪) | 10.2万/坪 (101坪) | 10.6万/坪 (82.9坪) |
| 多治見駅 | 13.3万/坪 (117坪) | 11.0万/坪 (73.1坪) | 12.6万/坪 (103坪) |
| 古虎渓駅 | - | 2.6万/坪 (49.9坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
土岐市駅 13.6 万/坪(昨年同期比 +32.8 ％)
土岐市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +32.8％( +3.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 86.9 坪 (昨年 101.3 坪から -14.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 51.1 分 → 2023年 21.5 分、-58.0 ％と大きく減少)
恵那駅 7.3 万/坪(昨年同期比 +29.1 ％)
恵那駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +29.1％( +1.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 124.0 坪から -36.6 ％減)。
坂下駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -59.0 ％)
坂下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -59.0％( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 163.4 坪 (昨年 28.7 坪から +468.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.5 分 → 2023年 16.0 分、+146.2 ％と大きく増加)
美乃坂本駅 4.4 万/坪(昨年同期比 -38.8 ％)
美乃坂本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -38.8％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -84.6％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 95.3 坪 (昨年 144.9 坪から -34.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 19.2 分 → 2023年 30.0 分、+56.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示