【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期のJR羽越本線 (鼠ケ関駅~女鹿駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.9万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -7.6%( -0.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 254 件(1年前(2020年)に比べて +44.3%( +78件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 108.8 坪 (昨年 89.7 坪から +21.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。遊佐駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは本楯駅で昨年に比べ +257.5 %、坪単価は 2.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(本楯駅、吹浦駅)は +184.7 %(坪単価 +2.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鼠ケ関駅、羽前大山駅)は -40.6 %(坪単価 -1.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 28.2 分 → 2021年 31.5 分、+11.6 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.0 % → 2021年 2.4 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった酒田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -14.7%( -1.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 79 件(1年前(2020年)に比べて +36.2%( +21件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鼠ケ関駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -53.2%( -1.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR羽越本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
鼠ケ関駅 | 1.4万/坪 (35.5坪) | 3.1万/坪 (124坪) | 4.7万/坪 (10.6坪) |
小岩川駅 | - | - | 2.0万/坪 (64.3坪) |
あつみ温泉駅 | - | - | 5.4万/坪 (33.3坪) |
五十川駅 | - | - | 1.9万/坪 (49.9坪) |
小波渡駅 | - | - | 1.2万/坪 (19.7坪) |
三瀬駅 | 4.2万/坪 (109坪) | 3.7万/坪 (112坪) | 5.6万/坪 (49.9坪) |
羽前水沢駅 | 1.3万/坪 (62.0坪) | - | 1.4万/坪 (60.5坪) |
羽前大山駅 | 4.3万/坪 (106坪) | 6.0万/坪 (92.9坪) | 3.8万/坪 (84.9坪) |
鶴岡駅 | 7.8万/坪 (126坪) | 7.7万/坪 (80.4坪) | 9.7万/坪 (88.1坪) |
藤島駅 | 4.1万/坪 (105坪) | 5.1万/坪 (68.8坪) | 2.7万/坪 (127坪) |
西袋駅 | 2.9万/坪 (153坪) | 3.8万/坪 (63.0坪) | 0.6万/坪 (21.9坪) |
余目駅 | 4.5万/坪 (102坪) | 5.4万/坪 (90.3坪) | 4.1万/坪 (91.1坪) |
北余目駅 | 5.6万/坪 (78.7坪) | - | 1.2万/坪 (151坪) |
砂越駅 | 7.5万/坪 (103坪) | 3.6万/坪 (92.4坪) | 2.8万/坪 (263坪) |
東酒田駅 | 6.6万/坪 (212坪) | - | 9.4万/坪 (154坪) |
酒田駅 | 8.6万/坪 (93.3坪) | 10.1万/坪 (86.2坪) | 9.2万/坪 (96.7坪) |
本楯駅 | 2.8万/坪 (64.3坪) | 0.8万/坪 (185坪) | 2.7万/坪 (80.7坪) |
南鳥海駅 | 4.0万/坪 (71.1坪) | 4.2万/坪 (90.8坪) | - |
遊佐駅 | 4.5万/坪 (92.3坪) | 3.3万/坪 (109坪) | - |
吹浦駅 | 4.1万/坪 (90.8坪) | 1.9万/坪 (190坪) | 1.0万/坪 (127坪) |
女鹿駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
本楯駅 2.8 万/坪(昨年同期比 +257.5 %)
本楯駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +257.5%( +2.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 184.5 坪から -65.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 40.0 分 → 2021年 60.0 分、+50.0 %と大きく増加)
吹浦駅 4.1 万/坪(昨年同期比 +111.9 %)
吹浦駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +111.9%( +2.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 189.8 坪から -52.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 22.3 分 → 2021年 16.0 分、-28.4 %と大きく減少)
鼠ケ関駅 1.4 万/坪(昨年同期比 -53.2 %)
鼠ケ関駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -53.2%( -1.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 35.5 坪 (昨年 124.0 坪から -71.3 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 1.0 分 → 2021年 17.0 分、+1600.0 %と大きく増加)
羽前大山駅 4.3 万/坪(昨年同期比 -28.0 %)
羽前大山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -28.0%( -1.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 106.0 坪 (昨年 92.9 坪から +14.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 34.0 分 → 2021年 29.2 分、-14.0 %と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示