【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR片町線 (長尾駅～京橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.6万円/坪(14.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -0.5％( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 54 件(１年前(2021年)に比べて -14.3％( -9件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 93.3 坪 (昨年 63.9 坪から +46.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。藤阪駅、忍ケ丘駅、住道駅、放出駅、京橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは星田駅で昨年に比べ +246.7 ％、坪単価は 86.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(星田駅、藤阪駅)は +163.3 ％(坪単価 +39.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(河内磐船駅、鴫野駅)は -49.4 ％(坪単価 -58.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.3 ％ → 2022年 9.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった放出駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.8万円/坪(30.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +27.5％( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった四条畷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.3万円/坪(10.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.9％( -3.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
| JR片町線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長尾駅 | 34.8万/坪 (176坪) | 43.1万/坪 (46.6坪) | 44.3万/坪 (44.8坪) |
| 藤阪駅 | 40.2万/坪 (85.5坪) | 22.3万/坪 (116坪) | - |
| 津田駅 | 34.6万/坪 (99.0坪) | 34.8万/坪 (46.9坪) | 10.0万/坪 (240坪) |
| 河内磐船駅 | 37.6万/坪 (38.2坪) | 82.0万/坪 (37.8坪) | 39.6万/坪 (221坪) |
| 星田駅 | 86.0万/坪 (45.4坪) | 24.8万/坪 (84.7坪) | 9.0万/坪 (216坪) |
| 寝屋川公園駅 | 9.4万/坪 (49.9坪) | - | 22.4万/坪 (77.9坪) |
| 忍ケ丘駅 | 51.9万/坪 (42.4坪) | 30.4万/坪 (165坪) | 44.7万/坪 (52.0坪) |
| 四条畷駅 | 34.3万/坪 (58.2坪) | 38.1万/坪 (49.5坪) | 45.3万/坪 (77.8坪) |
| 野崎駅 | 56.7万/坪 (157坪) | 50.7万/坪 (24.7坪) | 37.5万/坪 (79.7坪) |
| 住道駅 | 63.4万/坪 (31.0坪) | 50.0万/坪 (51.4坪) | 47.3万/坪 (115坪) |
| 鴻池新田駅 | 54.4万/坪 (33.7坪) | 46.7万/坪 (99.5坪) | 24.1万/坪 (162坪) |
| 徳庵駅 | - | 113万/坪 (25.7坪) | 43.2万/坪 (78.7坪) |
| 放出駅 | 99.8万/坪 (53.9坪) | 78.3万/坪 (82.3坪) | 85.4万/坪 (113坪) |
| 鴫野駅 | 88.5万/坪 (38.6坪) | 160万/坪 (49.9坪) | - |
| 京橋駅 | 83.4万/坪 (34.8坪) | 60.4万/坪 (34.8坪) | 135万/坪 (20.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
星田駅 86.0 万/坪(昨年同期比 +246.7 ％)
星田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.0万円/坪(26.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +246.7％( +61.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 84.7 坪から -46.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.0 分 → 2022年 9.0 分、-55.0 ％と大きく減少)
藤阪駅 40.2 万/坪(昨年同期比 +79.9 ％)
藤阪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +79.9％( +17.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 85.5 坪 (昨年 115.7 坪から -26.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.5 分 → 2022年 5.5 分、-77.6 ％と大きく減少)
河内磐船駅 37.6 万/坪(昨年同期比 -54.1 ％)
河内磐船駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.6万円/坪(11.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -54.1％( -44.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 38.2 坪 (昨年 37.8 坪から +1.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 12.0 分 → 2022年 10.0 分、-16.7 ％と減少)
鴫野駅 88.5 万/坪(昨年同期比 -44.8 ％)
鴫野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.5万円/坪(26.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -44.8％( -71.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 38.6 坪 (昨年 49.9 坪から -22.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 18.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示