【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期のJR八高線 (金子駅～丹荘駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -7.2％( -0.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 170 件(１年前(2022年)に比べて +2.4％( +4件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 147.4 坪 (昨年 140.0 坪から +5.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。明覚駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは明覚駅で昨年に比べ +87.7 ％、坪単価は 3.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(明覚駅、越生駅)は +53.2 ％(坪単価 +1.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(毛呂駅、折原駅)は -87.2 ％(坪単価 -7.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.2 ％ → 2023年 1.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 7.8 ％ → 2023年 4.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東飯能駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.9万円/坪(10.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +1.4％( +0.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2022年)に比べて +7.1％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった毛呂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -96.7％( -12.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR八高線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 金子駅 | 11.0万/坪 (184坪) | 13.3万/坪 (114坪) | 16.4万/坪 (143坪) |
| 東飯能駅 | 32.9万/坪 (124坪) | 32.5万/坪 (136坪) | 26.6万/坪 (119坪) |
| 高麗川駅 | 18.2万/坪 (100坪) | 26.1万/坪 (73.0坪) | 14.5万/坪 (111坪) |
| 毛呂駅 | 0.4万/坪 (227坪) | 13.0万/坪 (70.3坪) | 7.5万/坪 (79.1坪) |
| 越生駅 | 4.6万/坪 (108坪) | 3.9万/坪 (236坪) | 5.0万/坪 (83.2坪) |
| 明覚駅 | 3.1万/坪 (128坪) | 1.7万/坪 (121坪) | 2.5万/坪 (140坪) |
| 小川町駅 | 4.1万/坪 (142坪) | 5.8万/坪 (161坪) | 5.2万/坪 (132坪) |
| 竹沢駅 | - | - | 2.0万/坪 (246坪) |
| 折原駅 | 0.5万/坪 (37.8坪) | 2.4万/坪 (33.3坪) | 4.0万/坪 (230坪) |
| 寄居駅 | 9.7万/坪 (65.0坪) | 8.5万/坪 (163坪) | 6.7万/坪 (114坪) |
| 用土駅 | 2.8万/坪 (296坪) | 2.5万/坪 (132坪) | 2.1万/坪 (104坪) |
| 松久駅 | 2.3万/坪 (128坪) | 2.2万/坪 (183坪) | 2.5万/坪 (99.5坪) |
| 児玉駅 | 4.2万/坪 (169坪) | 5.0万/坪 (142坪) | 3.1万/坪 (143坪) |
| 丹荘駅 | 1.8万/坪 (148坪) | 3.3万/坪 (166坪) | 3.5万/坪 (145坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
明覚駅 3.1 万/坪(昨年同期比 +87.7 ％)
明覚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +87.7％( +1.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 128.1 坪 (昨年 121.1 坪から +5.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 31.3 分 → 2023年 24.1 分、-23.1 ％と大きく減少)
越生駅 4.6 万/坪(昨年同期比 +18.7 ％)
越生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +18.7％( +0.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて +12.5％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 108.0 坪 (昨年 236.0 坪から -54.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 56.5 分 → 2023年 25.2 分、-55.4 ％と大きく減少)
毛呂駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -96.7 ％)
毛呂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -96.7％( -12.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 226.9 坪 (昨年 70.3 坪から +222.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.5 分 → 2023年 25.0 分、+284.6 ％と大きく増加)
折原駅 0.5 万/坪(昨年同期比 -77.7 ％)
折原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.16万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -77.7％( -1.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 33.3 坪から +13.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 28.0 分 → 2023年 9.0 分、-67.9 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示