【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の東武東上本線 (和光市駅～寄居駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -52.1％( -23.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 90 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -90件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 159.4 坪 (昨年 104.7 坪から +52.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。新河岸駅、霞ケ関駅、鉢形駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鶴瀬駅で昨年に比べ +298.5 ％、坪単価は 53.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(鶴瀬駅、寄居駅)は +223.5 ％(坪単価 +25.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(坂戸駅、高坂駅)は -89.3 ％(坪単価 -13.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.4 ％ → 2024年 5.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 22.2 分 → 2024年 27.8 分、+25.2 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった朝霞駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.4万円/坪(29.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +5.0％( +4.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった坂戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.30万円/坪(0.09万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -98.5％( -19.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武東上本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和光市駅 | - | 81.0万/坪 (161坪) | 25.4万/坪 (275坪) |
| 朝霞駅 | 97.4万/坪 (575坪) | 92.8万/坪 (32.3坪) | 84.5万/坪 (44.9坪) |
| 朝霞台駅 | 54.0万/坪 (93.0坪) | 59.6万/坪 (165坪) | 61.5万/坪 (54.8坪) |
| 志木駅 | - | 79.0万/坪 (60.5坪) | 101万/坪 (38.4坪) |
| 柳瀬川駅 | - | 44.1万/坪 (18.2坪) | 74.3万/坪 (196坪) |
| みずほ台駅 | 81.1万/坪 (99.8坪) | 68.9万/坪 (110坪) | 82.7万/坪 (69.3坪) |
| 鶴瀬駅 | 53.5万/坪 (103坪) | 13.4万/坪 (138坪) | 47.0万/坪 (92.8坪) |
| ふじみ野駅 | 31.3万/坪 (86.5坪) | 85.9万/坪 (129坪) | 56.6万/坪 (59.0坪) |
| 上福岡駅 | 22.9万/坪 (49.9坪) | 50.4万/坪 (69.6坪) | 46.2万/坪 (62.9坪) |
| 新河岸駅 | 88.2万/坪 (36.8坪) | 45.6万/坪 (26.9坪) | 45.0万/坪 (97.9坪) |
| 川越駅 | 19.4万/坪 (174坪) | 52.4万/坪 (140坪) | 29.0万/坪 (120坪) |
| 川越市駅 | 25.7万/坪 (163坪) | 88.2万/坪 (40.8坪) | 65.2万/坪 (55.6坪) |
| 霞ケ関駅 | 50.1万/坪 (80.2坪) | 27.3万/坪 (84.4坪) | 18.6万/坪 (223坪) |
| 鶴ケ島駅 | 21.6万/坪 (135坪) | 24.4万/坪 (83.2坪) | 25.8万/坪 (98.2坪) |
| 若葉駅 | 38.0万/坪 (59.0坪) | 37.0万/坪 (82.6坪) | 12.2万/坪 (145坪) |
| 坂戸駅 | 0.30万/坪 (84.7坪) | 19.8万/坪 (75.6坪) | 23.8万/坪 (86.8坪) |
| 北坂戸駅 | 28.4万/坪 (90.8坪) | 26.1万/坪 (85.0坪) | 15.0万/坪 (72.6坪) |
| 高坂駅 | 2.0万/坪 (359坪) | 9.8万/坪 (168坪) | 13.1万/坪 (116坪) |
| 東松山駅 | 8.7万/坪 (88.4坪) | 13.0万/坪 (115坪) | 8.3万/坪 (167坪) |
| 森林公園駅 | 10.3万/坪 (166坪) | 17.6万/坪 (90.8坪) | 9.6万/坪 (67.7坪) |
| つきのわ駅 | - | 14.5万/坪 (81.7坪) | 10.7万/坪 (232坪) |
| 武蔵嵐山駅 | 6.7万/坪 (209坪) | 15.0万/坪 (81.1坪) | - |
| 小川町駅 | 3.0万/坪 (99.8坪) | 3.0万/坪 (169坪) | 5.5万/坪 (169坪) |
| 東武竹沢駅 | - | - | 3.2万/坪 (72.6坪) |
| みなみ寄居駅 | 3.4万/坪 (46.9坪) | - | - |
| 男衾駅 | 5.5万/坪 (36.3坪) | - | 2.5万/坪 (40.8坪) |
| 鉢形駅 | 5.0万/坪 (151坪) | 4.0万/坪 (60.5坪) | 0.9万/坪 (33.3坪) |
| 玉淀駅 | - | - | - |
| 寄居駅 | 16.5万/坪 (66.6坪) | 6.7万/坪 (71.1坪) | 8.7万/坪 (205坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鶴瀬駅 53.5 万/坪(昨年同期比 +298.5 ％)
鶴瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.5万円/坪(16.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +298.5％( +40.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 137.6 坪から -25.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 27.0 分 → 2024年 30.0 分、+11.1 ％と増加)
寄居駅 16.5 万/坪(昨年同期比 +148.4 ％)
寄居駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +148.4％( +9.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 71.1 坪から -6.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.0 分 → 2024年 3.0 分、-62.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
坂戸駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -98.5 ％)
坂戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.30万円/坪(0.09万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -98.5％( -19.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 75.6 坪から +12.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 44.7 分 → 2024年 60.0 分、+34.3 ％と大きく増加)
高坂駅 2.0 万/坪(昨年同期比 -80.0 ％)
高坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.0万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -80.0％( -7.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて +320.0％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 359.3 坪 (昨年 167.9 坪から +114.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 25.6 分 → 2024年 22.0 分、-14.2 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示