【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の東武東上本線 (和光市駅～寄居駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -37.1％( -16.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 159 件(１年前(2023年)に比べて -11.7％( -21件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 133.4 坪 (昨年 104.7 坪から +27.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。ほとんどの駅において下落した。みずほ台駅、新河岸駅、霞ケ関駅、鉢形駅、寄居駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鶴瀬駅で昨年に比べ +216.3 ％、坪単価は 42.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(鶴瀬駅、新河岸駅)は +154.8 ％(坪単価 +35.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高坂駅、川越駅)は -72.8 ％(坪単価 -21.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 22.2 分 → 2024年 25.7 分、+15.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.4 ％ → 2024年 3.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったみずほ台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.0万円/坪(30.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +43.7％( +30.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -44.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -76.1％( -7.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて +400.0％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東武東上本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和光市駅 | 65.3万/坪 (127坪) | 81.0万/坪 (161坪) | 25.4万/坪 (275坪) |
| 朝霞駅 | 89.9万/坪 (164坪) | 92.8万/坪 (32.3坪) | 84.5万/坪 (44.9坪) |
| 朝霞台駅 | 60.3万/坪 (71.5坪) | 59.6万/坪 (165坪) | 61.5万/坪 (54.8坪) |
| 志木駅 | 81.0万/坪 (38.8坪) | 79.0万/坪 (60.5坪) | 101万/坪 (38.4坪) |
| 柳瀬川駅 | - | 44.1万/坪 (18.2坪) | 74.3万/坪 (196坪) |
| みずほ台駅 | 99.0万/坪 (58.4坪) | 68.9万/坪 (110坪) | 82.7万/坪 (69.3坪) |
| 鶴瀬駅 | 42.4万/坪 (81.7坪) | 13.4万/坪 (138坪) | 47.0万/坪 (92.8坪) |
| ふじみ野駅 | 31.1万/坪 (74.9坪) | 85.9万/坪 (129坪) | 56.6万/坪 (59.0坪) |
| 上福岡駅 | 21.7万/坪 (58.0坪) | 50.4万/坪 (69.6坪) | 46.2万/坪 (62.9坪) |
| 新河岸駅 | 88.2万/坪 (36.8坪) | 45.6万/坪 (26.9坪) | 45.0万/坪 (97.9坪) |
| 川越駅 | 16.0万/坪 (167坪) | 52.4万/坪 (140坪) | 29.0万/坪 (120坪) |
| 川越市駅 | 57.2万/坪 (137坪) | 88.2万/坪 (40.8坪) | 65.2万/坪 (55.6坪) |
| 霞ケ関駅 | 45.7万/坪 (66.2坪) | 27.3万/坪 (84.4坪) | 18.6万/坪 (223坪) |
| 鶴ケ島駅 | 22.7万/坪 (99.2坪) | 24.4万/坪 (83.2坪) | 25.8万/坪 (98.2坪) |
| 若葉駅 | 37.1万/坪 (56.8坪) | 37.0万/坪 (82.6坪) | 12.2万/坪 (145坪) |
| 坂戸駅 | 7.3万/坪 (237坪) | 19.8万/坪 (75.6坪) | 23.8万/坪 (86.8坪) |
| 北坂戸駅 | 18.7万/坪 (94.2坪) | 26.1万/坪 (85.0坪) | 15.0万/坪 (72.6坪) |
| 高坂駅 | 2.3万/坪 (332坪) | 9.8万/坪 (168坪) | 13.1万/坪 (116坪) |
| 東松山駅 | 6.6万/坪 (108坪) | 13.0万/坪 (115坪) | 8.3万/坪 (167坪) |
| 森林公園駅 | 11.4万/坪 (153坪) | 17.6万/坪 (90.8坪) | 9.6万/坪 (67.7坪) |
| つきのわ駅 | 4.8万/坪 (230坪) | 14.5万/坪 (81.7坪) | 10.7万/坪 (232坪) |
| 武蔵嵐山駅 | 5.6万/坪 (160坪) | 15.0万/坪 (81.1坪) | - |
| 小川町駅 | 3.0万/坪 (99.8坪) | 3.0万/坪 (169坪) | 5.5万/坪 (169坪) |
| 東武竹沢駅 | - | - | 3.2万/坪 (72.6坪) |
| みなみ寄居駅 | 3.4万/坪 (46.9坪) | - | - |
| 男衾駅 | 4.1万/坪 (87.7坪) | - | 2.5万/坪 (40.8坪) |
| 鉢形駅 | 5.0万/坪 (151坪) | 4.0万/坪 (60.5坪) | 0.9万/坪 (33.3坪) |
| 玉淀駅 | 7.6万/坪 (263坪) | - | - |
| 寄居駅 | 10.4万/坪 (86.2坪) | 6.7万/坪 (71.1坪) | 8.7万/坪 (205坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鶴瀬駅 42.4 万/坪(昨年同期比 +216.3 ％)
鶴瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.4万円/坪(12.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +216.3％( +29.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 137.6 坪から -40.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 27.0 分 → 2024年 30.0 分、+11.1 ％と増加)
新河岸駅 88.2 万/坪(昨年同期比 +93.3 ％)
新河岸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +93.3％( +42.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 36.8 坪 (昨年 26.9 坪から +36.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.6 分 → 2024年 9.0 分、-42.3 ％と大きく減少)
高坂駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -76.1 ％)
高坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -76.1％( -7.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて +400.0％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 332.2 坪 (昨年 167.9 坪から +97.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 25.6 分 → 2024年 20.7 分、-19.1 ％と減少)
川越駅 16.0 万/坪(昨年同期比 -69.5 ％)
川越駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -69.5％( -36.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 166.9 坪 (昨年 140.5 坪から +18.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 ％ → 2024年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 38.5 分 → 2024年 83.1 分、+115.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示