【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR総武線快速 (市川駅～千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.0万円/坪(20.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +9.6％( +6.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 59 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 91.6 坪 (昨年 73.9 坪から +23.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。津田沼駅、稲毛駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋駅で昨年に比べ +158.3 ％、坪単価は 89.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(船橋駅)は +158.3 ％(坪単価 +54.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(千葉駅)は -7.5 ％(坪単価 -4.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 25.3 分 → 2022年 34.6 分、+36.5 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津田沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +45.5％( +39.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲毛駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.2万円/坪(14.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +26.9％( +10.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2021年)に比べて +13.3％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
| JR総武線快速 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 市川駅 | 90.3万/坪 (48.7坪) | 88.3万/坪 (53.0坪) | 84.2万/坪 (60.3坪) |
| 船橋駅 | 89.1万/坪 (94.8坪) | 34.5万/坪 (92.8坪) | 56.2万/坪 (87.8坪) |
| 津田沼駅 | 128万/坪 (57.5坪) | 87.7万/坪 (63.1坪) | 48.5万/坪 (31.0坪) |
| 稲毛駅 | 47.2万/坪 (92.4坪) | 37.2万/坪 (92.9坪) | 50.0万/坪 (137坪) |
| 千葉駅 | 59.0万/坪 (108坪) | 63.8万/坪 (73.6坪) | 45.9万/坪 (119坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
船橋駅 89.1 万/坪(昨年同期比 +158.3 ％)
船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.1万円/坪(26.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +158.3％( +54.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 94.8 坪 (昨年 92.8 坪から +2.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.0 分 → 2022年 18.4 分、+41.9 ％と大きく増加)
千葉駅 59.0 万/坪(昨年同期比 -7.5 ％)
千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.0万円/坪(17.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -7.5％( -4.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 108.0 坪 (昨年 73.6 坪から +46.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 34.4 分 → 2022年 54.4 分、+58.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示