【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR内房線 (千葉駅~安房鴨川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +39.3%( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 188 件(1年前(2021年)に比べて -24.8%( -62件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 115.9 坪 (昨年 120.5 坪から -3.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千葉駅、本千葉駅、蘇我駅、八幡宿駅、姉ケ崎駅、長浦駅、袖ケ浦駅、大貫駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは千倉駅で昨年に比べ +424.6 %、坪単価は 14.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(千倉駅、安房鴨川駅)は +301.2 %(坪単価 +10.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(九重駅、巌根駅)は -60.2 %(坪単価 -5.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 30.4 分 → 2022年 33.7 分、+11.0 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.2 % → 2022年 2.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +74.5%( +45.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2021年)に比べて -36.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった九重駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -69.4%( -2.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR内房線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千葉駅 | 107万/坪 (73.9坪) | 61.1万/坪 (116坪) | 45.3万/坪 (80.2坪) |
本千葉駅 | 74.7万/坪 (61.6坪) | 51.8万/坪 (50.3坪) | 45.1万/坪 (38.4坪) |
蘇我駅 | 49.8万/坪 (77.5坪) | 40.1万/坪 (164坪) | 45.8万/坪 (48.8坪) |
浜野駅 | 18.9万/坪 (106坪) | 28.3万/坪 (62.0坪) | 18.0万/坪 (194坪) |
八幡宿駅 | 22.5万/坪 (117坪) | 15.3万/坪 (54.1坪) | 11.7万/坪 (104坪) |
五井駅 | 20.4万/坪 (144坪) | 23.2万/坪 (68.9坪) | 16.5万/坪 (84.5坪) |
姉ケ崎駅 | 12.5万/坪 (119坪) | 9.6万/坪 (163坪) | 14.3万/坪 (59.7坪) |
長浦駅 | 15.1万/坪 (72.1坪) | 11.9万/坪 (121坪) | 12.8万/坪 (142坪) |
袖ケ浦駅 | 26.4万/坪 (79.8坪) | 17.2万/坪 (158坪) | 13.2万/坪 (193坪) |
巌根駅 | 8.5万/坪 (172坪) | 17.5万/坪 (141坪) | 15.7万/坪 (76.2坪) |
木更津駅 | 14.6万/坪 (118坪) | 16.0万/坪 (150坪) | 15.4万/坪 (100坪) |
君津駅 | 11.9万/坪 (174坪) | 14.1万/坪 (119坪) | 12.9万/坪 (78.5坪) |
青堀駅 | 6.1万/坪 (132坪) | 5.6万/坪 (180坪) | 3.5万/坪 (185坪) |
大貫駅 | 9.1万/坪 (85.9坪) | 5.5万/坪 (121坪) | 8.4万/坪 (131坪) |
佐貫町駅 | - | 2.0万/坪 (293坪) | 5.6万/坪 (117坪) |
上総湊駅 | 7.9万/坪 (86.2坪) | 3.0万/坪 (133坪) | 12.0万/坪 (97.5坪) |
竹岡駅 | - | - | - |
浜金谷駅 | - | 0.8万/坪 (37.8坪) | 7.9万/坪 (127坪) |
保田駅 | 7.1万/坪 (65.8坪) | - | 5.9万/坪 (63.5坪) |
安房勝山駅 | - | 7.6万/坪 (78.7坪) | 5.2万/坪 (64.0坪) |
岩井駅 | 9.0万/坪 (113坪) | 9.0万/坪 (149坪) | 7.2万/坪 (105坪) |
富浦駅 | 8.6万/坪 (75.6坪) | 8.8万/坪 (53.7坪) | - |
那古船形駅 | 5.0万/坪 (272坪) | 4.9万/坪 (115坪) | 2.1万/坪 (85.1坪) |
館山駅 | 5.1万/坪 (133坪) | 7.2万/坪 (97.8坪) | 6.4万/坪 (107坪) |
九重駅 | 1.0万/坪 (484坪) | 3.3万/坪 (393坪) | 0.11万/坪 (116坪) |
千倉駅 | 14.9万/坪 (303坪) | 2.8万/坪 (160坪) | 2.0万/坪 (60.7坪) |
千歳駅 | - | - | 4.6万/坪 (87.7坪) |
南三原駅 | - | 0.20万/坪 (256坪) | 3.7万/坪 (160坪) |
和田浦駅 | - | 5.9万/坪 (35.5坪) | 2.9万/坪 (104坪) |
江見駅 | - | 4.3万/坪 (151坪) | - |
太海駅 | - | - | - |
安房鴨川駅 | 12.9万/坪 (60.0坪) | 4.6万/坪 (92.8坪) | 10.3万/坪 (83.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
千倉駅 14.9 万/坪(昨年同期比 +424.6 %)
千倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +424.6%( +12.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 160.3 坪から +88.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 21.2 分 → 2022年 90.0 分、+324.5 %と大きく増加)
安房鴨川駅 12.9 万/坪(昨年同期比 +177.8 %)
安房鴨川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.9万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +177.8%( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 92.8 坪から -35.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 70.0 分 → 2022年 29.3 分、-58.1 %と大きく減少)
九重駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -69.4 %)
九重駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -69.4%( -2.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 484.0 坪 (昨年 393.3 坪から +23.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 10.0 分、-66.7 %と大きく減少)
巌根駅 8.5 万/坪(昨年同期比 -51.0 %)
巌根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -51.0%( -8.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 172.4 坪 (昨年 140.9 坪から +22.3 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示