【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期の新京成電鉄線 (松戸駅～京成津田沼駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.2万円/坪(13.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -6.4％( -3.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -71.2％( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.6 坪 (昨年 85.7 坪から -37.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。上本郷駅、鎌ケ谷大仏駅、滝不動駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは初富駅で昨年に比べ +217.6 ％、坪単価は 63.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(初富駅、上本郷駅)は +157.3 ％(坪単価 +44.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(松戸駅、二和向台駅)は -71.5 ％(坪単価 -54.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.9 分 → 2024年 13.2 分、+11.2 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上本郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +97.1％( +44.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった二和向台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -61.4％( -20.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 新京成電鉄線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松戸駅 | 20.2万/坪 (19.7坪) | 110万/坪 (159坪) | 67.5万/坪 (39.7坪) |
| 上本郷駅 | 90.5万/坪 (28.7坪) | 45.9万/坪 (54.5坪) | 52.3万/坪 (72.6坪) |
| 松戸新田駅 | 55.1万/坪 (99.8坪) | - | 57.1万/坪 (33.3坪) |
| みのり台駅 | - | - | 55.5万/坪 (39.3坪) |
| 八柱駅 | - | 48.7万/坪 (28.7坪) | - |
| 常盤平駅 | 41.2万/坪 (138坪) | 34.9万/坪 (52.4坪) | 51.5万/坪 (57.9坪) |
| 五香駅 | 20.4万/坪 (51.9坪) | 48.9万/坪 (34.8坪) | 43.4万/坪 (80.2坪) |
| 元山駅 | - | 40.7万/坪 (98.3坪) | 31.5万/坪 (68.1坪) |
| くぬぎ山駅 | - | - | 40.9万/坪 (53.7坪) |
| 北初富駅 | - | 44.5万/坪 (46.6坪) | - |
| 新鎌ケ谷駅 | - | 52.6万/坪 (59.0坪) | 30.0万/坪 (62.0坪) |
| 初富駅 | 63.5万/坪 (31.8坪) | 20.0万/坪 (120坪) | 65.7万/坪 (39.3坪) |
| 鎌ケ谷大仏駅 | 52.9万/坪 (37.8坪) | 37.4万/坪 (111坪) | 34.3万/坪 (59.9坪) |
| 二和向台駅 | 12.6万/坪 (45.4坪) | 32.5万/坪 (106坪) | 17.5万/坪 (206坪) |
| 三咲駅 | - | - | 23.2万/坪 (149坪) |
| 滝不動駅 | 30.6万/坪 (48.4坪) | 24.2万/坪 (55.7坪) | 36.0万/坪 (51.4坪) |
| 高根公団駅 | - | 6.7万/坪 (252坪) | 15.0万/坪 (101坪) |
| 高根木戸駅 | 87.3万/坪 (37.8坪) | 75.4万/坪 (75.6坪) | 36.7万/坪 (91.5坪) |
| 北習志野駅 | - | 62.0万/坪 (64.3坪) | 66.7万/坪 (98.3坪) |
| 習志野駅 | - | 63.9万/坪 (122坪) | 56.1万/坪 (81.7坪) |
| 薬園台駅 | - | 41.6万/坪 (39.3坪) | 33.8万/坪 (76.6坪) |
| 前原駅 | - | 69.9万/坪 (30.3坪) | 49.7万/坪 (75.6坪) |
| 新津田沼駅 | - | - | - |
| 京成津田沼駅 | - | 125万/坪 (112坪) | 89.8万/坪 (36.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
初富駅 63.5 万/坪(昨年同期比 +217.6 ％)
初富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.5万円/坪(19.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +217.6％( +43.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 120.0 坪から -73.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.0 分 → 2024年 6.7 分、-33.3 ％と大きく減少)
上本郷駅 90.5 万/坪(昨年同期比 +97.1 ％)
上本郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +97.1％( +44.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 54.5 坪から -47.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.0 分 → 2024年 6.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
松戸駅 20.2 万/坪(昨年同期比 -81.6 ％)
松戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -81.6％( -89.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 158.8 坪から -87.6 ％減)。
二和向台駅 12.6 万/坪(昨年同期比 -61.4 ％)
二和向台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -61.4％( -20.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 106.2 坪から -57.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.0 分 → 2024年 23.0 分、+91.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示