【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の阪急伊丹線 (塚口駅~伊丹駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.7万円/坪(23.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +0.3%( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2023年)に比べて -74.4%( -93件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 61.6 坪から -27.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。伊丹駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊丹駅で昨年に比べ +15.6 %、坪単価は 76.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(伊丹駅)は +15.6 %(坪単価 +10.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(稲野駅)は -27.6 %(坪単価 -26.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.4 % → 2024年 9.4 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塚口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.6万円/坪(27.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -7.4%( -7.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -85.2%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.4万円/坪(21.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -27.6%( -26.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急伊丹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
塚口駅 | 89.6万/坪 (32.9坪) | 96.8万/坪 (67.8坪) | 81.8万/坪 (62.0坪) |
稲野駅 | 70.4万/坪 (30.9坪) | 97.3万/坪 (33.0坪) | 68.0万/坪 (36.9坪) |
新伊丹駅 | 80.9万/坪 (80.2坪) | 87.7万/坪 (53.3坪) | 80.3万/坪 (54.0坪) |
伊丹駅 | 76.4万/坪 (42.9坪) | 66.1万/坪 (64.6坪) | 69.0万/坪 (104坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伊丹駅 76.4 万/坪(昨年同期比 +15.6 %)
伊丹駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.4万円/坪(23.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +15.6%( +10.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -57件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 64.6 坪から -33.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 22.8 分 → 2024年 20.2 分、-11.6 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.3 % → 2024年 10.5 %)
稲野駅 70.4 万/坪(昨年同期比 -27.6 %)
稲野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.4万円/坪(21.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -27.6%( -26.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.9 坪 (昨年 33.0 坪から -6.4 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.2 分 → 2024年 14.2 分、+39.2 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 20.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示