【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の山陽電鉄網干線 (飾磨駅~山陽網干駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.3万円/坪(5.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +0.5%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて -50.7%( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 83.1 坪 (昨年 129.4 坪から -35.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西飾磨駅、広畑駅、山陽網干駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西飾磨駅で昨年に比べ +79.7 %、坪単価は 25.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(西飾磨駅、山陽網干駅)は +58.6 %(坪単価 +7.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(山陽天満駅、平松駅)は -42.5 %(坪単価 -8.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.4 % → 2024年 5.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.3 % → 2024年 5.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広畑駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +24.7%( +6.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山陽網干駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +37.5%( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
山陽電鉄網干線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
飾磨駅 | 19.0万/坪 (127坪) | 21.8万/坪 (99.0坪) | 23.3万/坪 (122坪) |
西飾磨駅 | 25.5万/坪 (50.2坪) | 14.2万/坪 (193坪) | 24.7万/坪 (115坪) |
夢前川駅 | - | 22.0万/坪 (151坪) | 21.0万/坪 (74.1坪) |
広畑駅 | 30.4万/坪 (64.1坪) | 24.4万/坪 (139坪) | 27.0万/坪 (106坪) |
山陽天満駅 | 11.9万/坪 (122坪) | 22.4万/坪 (57.5坪) | 18.4万/坪 (67.9坪) |
平松駅 | 10.8万/坪 (100坪) | 17.4万/坪 (159坪) | 14.6万/坪 (73.1坪) |
山陽網干駅 | 10.6万/坪 (68.9坪) | 7.7万/坪 (109坪) | 10.2万/坪 (107坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西飾磨駅 25.5 万/坪(昨年同期比 +79.7 %)
西飾磨駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.5万円/坪(7.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +79.7%( +11.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 50.2 坪 (昨年 192.9 坪から -74.0 %減)。
山陽網干駅 10.6 万/坪(昨年同期比 +37.5 %)
山陽網干駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +37.5%( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.9 坪 (昨年 109.5 坪から -37.0 %減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 8.3 %)
山陽天満駅 11.9 万/坪(昨年同期比 -47.0 %)
山陽天満駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -47.0%( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 122.0 坪 (昨年 57.5 坪から +112.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 8.0 分 → 2024年 9.0 分、+12.5 %と増加)
平松駅 10.8 万/坪(昨年同期比 -38.0 %)
平松駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.8万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -38.0%( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -62.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 100.3 坪 (昨年 159.2 坪から -37.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.4 分 → 2024年 3.3 分、-70.7 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示