【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR長崎本線 (鳥栖駅～肥前大浦駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.3万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +12.7％( +1.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 75 件(１年前(2022年)に比べて -38.5％( -47件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 127.7 坪 (昨年 118.5 坪から +7.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中原駅、神埼駅、江北駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは肥前竜王駅で昨年に比べ +814.8 ％、坪単価は 3.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(肥前竜王駅、新鳥栖駅)は +711.3 ％(坪単価 +8.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鳥栖駅、肥前鹿島駅)は -24.1 ％(坪単価 -3.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 0.8 ％ → 2023年 1.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新鳥栖駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +607.8％( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった肥前竜王駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +814.8％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR長崎本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鳥栖駅 | 13.6万/坪 (138坪) | 18.2万/坪 (169坪) | 13.5万/坪 (118坪) |
| 新鳥栖駅 | 16.0万/坪 (43.9坪) | 2.3万/坪 (174坪) | 13.8万/坪 (72.6坪) |
| 肥前麓駅 | - | 5.8万/坪 (109坪) | 1.7万/坪 (271坪) |
| 中原駅 | 4.8万/坪 (68.1坪) | 3.5万/坪 (159坪) | 7.0万/坪 (177坪) |
| 吉野ケ里公園駅 | 8.8万/坪 (104坪) | 9.7万/坪 (98.3坪) | 7.7万/坪 (77.6坪) |
| 神埼駅 | 11.1万/坪 (74.1坪) | 5.8万/坪 (199坪) | 6.0万/坪 (74.1坪) |
| 伊賀屋駅 | 5.9万/坪 (136坪) | 5.1万/坪 (165坪) | 2.0万/坪 (424坪) |
| 佐賀駅 | 10.0万/坪 (153坪) | 9.7万/坪 (99.7坪) | 10.6万/坪 (104坪) |
| 鍋島駅 | - | - | 18.5万/坪 (134坪) |
| 久保田駅 | 9.2万/坪 (10.6坪) | - | - |
| 牛津駅 | - | - | - |
| 江北駅 | 12.8万/坪 (69.6坪) | 6.9万/坪 (82.4坪) | - |
| 肥前白石駅 | 15.2万/坪 (112坪) | 4.6万/坪 (75.6坪) | - |
| 肥前竜王駅 | 3.1万/坪 (112坪) | 0.3万/坪 (43.9坪) | - |
| 肥前鹿島駅 | 5.2万/坪 (96.0坪) | 6.8万/坪 (126坪) | 7.3万/坪 (116坪) |
| 肥前浜駅 | 3.1万/坪 (87.7坪) | - | - |
| 肥前七浦駅 | - | - | - |
| 肥前飯田駅 | - | - | - |
| 多良駅 | - | 2.1万/坪 (219坪) | 1.8万/坪 (186坪) |
| 肥前大浦駅 | 0.11万/坪 (182坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
肥前竜王駅 3.1 万/坪(昨年同期比 +814.8 ％)
肥前竜王駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +814.8％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 43.9 坪から +155.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 20.0 分 → 2023年 30.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
新鳥栖駅 16.0 万/坪(昨年同期比 +607.8 ％)
新鳥栖駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +607.8％( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 173.9 坪から -74.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.0 分 → 2023年 13.5 分、+22.7 ％と大きく増加)
鳥栖駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -25.1 ％)
鳥栖駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -25.1％( -4.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 137.9 坪 (昨年 168.8 坪から -18.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 23.2 分 → 2023年 20.0 分、-13.8 ％と減少)
肥前鹿島駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -23.1 ％)
肥前鹿島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -23.1％( -1.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 96.0 坪 (昨年 126.1 坪から -23.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 27.2 分 → 2023年 39.8 分、+46.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示