【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR長崎本線 (鳥栖駅～肥前大浦駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -11.9％( -1.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 117 件(１年前(2021年)に比べて -19.9％( -29件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 111.1 坪 (昨年 123.3 坪から -9.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。中原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは肥前鹿島駅で昨年に比べ +117.2 ％、坪単価は 9.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(肥前鹿島駅、中原駅)は +87.7 ％(坪単価 +4.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(肥前白石駅、新鳥栖駅)は -50.0 ％(坪単価 -4.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.7 ％ → 2022年 2.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鳥栖駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -18.6％( -2.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて -15.4％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった肥前白石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.29万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -54.2％( -1.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR長崎本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鳥栖駅 | 12.2万/坪 (94.1坪) | 15.0万/坪 (122坪) | 10.6万/坪 (127坪) |
| 新鳥栖駅 | 10.3万/坪 (154坪) | 19.1万/坪 (204坪) | 11.6万/坪 (83.2坪) |
| 肥前麓駅 | 8.0万/坪 (51.4坪) | 6.7万/坪 (234坪) | - |
| 中原駅 | 10.7万/坪 (194坪) | 6.7万/坪 (109坪) | 3.2万/坪 (143坪) |
| 吉野ケ里公園駅 | 6.5万/坪 (150坪) | 7.0万/坪 (104坪) | 7.1万/坪 (155坪) |
| 神埼駅 | 7.1万/坪 (146坪) | 9.0万/坪 (115坪) | 6.5万/坪 (146坪) |
| 伊賀屋駅 | - | - | 7.6万/坪 (52.9坪) |
| 佐賀駅 | 10.9万/坪 (98.7坪) | 12.2万/坪 (103坪) | 10.6万/坪 (101坪) |
| 鍋島駅 | 11.4万/坪 (96.8坪) | 20.7万/坪 (87.2坪) | - |
| 久保田駅 | 3.0万/坪 (92.8坪) | 5.1万/坪 (248坪) | 12.2万/坪 (67.1坪) |
| 牛津駅 | - | 7.2万/坪 (80.2坪) | 11.7万/坪 (78.7坪) |
| 江北駅 | 9.4万/坪 (50.4坪) | 7.9万/坪 (296坪) | 2.3万/坪 (241坪) |
| 肥前白石駅 | 0.9万/坪 (33.3坪) | 2.1万/坪 (65.0坪) | 0.7万/坪 (272坪) |
| 肥前竜王駅 | - | - | 1.5万/坪 (71.1坪) |
| 肥前鹿島駅 | 9.1万/坪 (92.8坪) | 4.2万/坪 (155坪) | 7.3万/坪 (180坪) |
| 肥前浜駅 | 6.2万/坪 (72.6坪) | 5.7万/坪 (144坪) | - |
| 肥前七浦駅 | - | - | - |
| 肥前飯田駅 | - | - | - |
| 多良駅 | 0.7万/坪 (207坪) | - | - |
| 肥前大浦駅 | 1.3万/坪 (136坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
肥前鹿島駅 9.1 万/坪(昨年同期比 +117.2 ％)
肥前鹿島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +117.2％( +4.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 92.8 坪 (昨年 154.8 坪から -40.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 48.2 分 → 2022年 14.6 分、-69.7 ％と大きく減少)
中原駅 10.7 万/坪(昨年同期比 +58.2 ％)
中原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +58.2％( +3.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 193.6 坪 (昨年 108.7 坪から +78.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.3 分 → 2022年 28.7 分、+65.8 ％と大きく増加)
肥前白石駅 0.9 万/坪(昨年同期比 -54.2 ％)
肥前白石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.29万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -54.2％( -1.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 65.0 坪から -48.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 29.0 分 → 2022年 24.5 分、-15.5 ％と減少)
新鳥栖駅 10.3 万/坪(昨年同期比 -45.8 ％)
新鳥栖駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -45.8％( -8.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 153.5 坪 (昨年 204.2 坪から -24.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.7 分 → 2022年 18.5 分、+73.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示