【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期の相模鉄道いずみ野線 (二俣川駅～湘南台駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +3.6％( +4.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 67 件(１年前(2018年)に比べて +21.8％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.6年(昨年 14.8年から +19.2 ％増)。平均土地面積は 53.5 坪 (昨年 39.8 坪から +34.4 ％増)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 31.6 坪から +6.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。いずみ中央駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはいずみ中央駅で昨年に比べ +42.5 ％、坪単価は 143 万円/坪となった。
上位 2 駅(いずみ中央駅、二俣川駅)は +27.0 ％(坪単価 +27.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(いずみ野駅、緑園都市駅)は -32.1 ％(坪単価 -21.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 18.5 分 → 2019年 15.2 分、-17.8 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.8 ％ → 2019年 7.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.4 ％ → 2019年 10.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 14.8 年 → 2019年 17.6 年、+19.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 21.2 ％ → 2019年 34.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 46.2 ％ → 2019年 37.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったいずみ中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +42.5％( +42.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったいずみ野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -39.9％( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 相模鉄道いずみ野線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 二俣川駅 | 123万/坪 (25.2年/46.4坪) | 111万/坪 (17.2年/41.0坪) | 134万/坪 (22.1年/47.8坪) |
| 南万騎が原駅 | 132万/坪 (11.0年/40.8坪) | - | 110万/坪 (20.7年/46.0坪) |
| 緑園都市駅 | 92.7万/坪 (20.9年/81.9坪) | 122万/坪 (11.1年/40.8坪) | 137万/坪 (17.6年/48.2坪) |
| 弥生台駅 | 122万/坪 (15.8年/47.1坪) | 126万/坪 (0.5年/41.7坪) | 133万/坪 (7.7年/56.9坪) |
| いずみ野駅 | 21.4万/坪 (38.5年/42.4坪) | 35.6万/坪 (46.5年/18.9坪) | 125万/坪 (35.9年/131坪) |
| いずみ中央駅 | 143万/坪 (5.5年/51.8坪) | 100万/坪 (17.5年/31.8坪) | 117万/坪 (9.2年/22.7坪) |
| ゆめが丘駅 | - | - | - |
| 湘南台駅 | 112万/坪 (15.1年/67.8坪) | 133万/坪 (12.2年/41.5坪) | 138万/坪 (11.8年/39.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
いずみ中央駅 142.8 万/坪(昨年同期比 +42.5 ％)
いずみ中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +42.5％( +42.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 5.5年(昨年 17.5年から -68.6 ％減)。平均土地面積は 51.8 坪 (昨年 31.8 坪から +63.1 ％増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 25.7 坪から +76.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 17.5 年 → 2019年 5.5 年、-68.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 8.7 分 → 2019年 7.2 分、-16.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 25.0 ％)
二俣川駅 123.2 万/坪(昨年同期比 +11.4 ％)
二俣川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +11.4％( +12.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2018年)に比べて -26.9％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 17.2年から +46.1 ％増)。平均土地面積は 46.4 坪 (昨年 41.0 坪から +13.3 ％増)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 34.5 坪から -11.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 17.2 年 → 2019年 25.2 年、+46.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.1 ％ → 2019年 36.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 39.1 ％ → 2019年 26.3 ％)
いずみ野駅 21.4 万/坪(昨年同期比 -39.9 ％)
いずみ野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -39.9％( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 46.5年から -17.2 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 18.9 坪から +124.0 ％増)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 14.4 坪から +36.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 46.5 年 → 2019年 38.5 年、-17.2 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.0 分 → 2019年 20.0 分、+42.9 ％と大きく増加)
緑園都市駅 92.7 万/坪(昨年同期比 -24.3 ％)
緑園都市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.7万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -24.3％( -29.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.9年(昨年 11.1年から +87.7 ％増)。平均土地面積は 81.9 坪 (昨年 40.8 坪から +100.6 ％増)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 29.9 坪から +27.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 11.1 年 → 2019年 20.9 年、+87.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 ％ → 2019年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示