【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜12月期のJR両毛線 (山前駅～小山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -16.4％( -4.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 38 件(１年前(2022年)に比べて -20.8％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 19.8年から +18.3 ％増)。平均専有面積は 65.4 ㎡ (昨年 64.9 ㎡から +0.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。小山駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは山前駅で昨年に比べ -47.9 ％、単価は 3.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(栃木駅)は +2.0 ％(単価 +0.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(山前駅)は -47.9 ％(単価 -3.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 11.3 分 → 2023年 9.8 分、-13.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.2 ％ → 2023年 10.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 4.8 ％ → 2023年 2.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 19.8 年 → 2023年 23.4 年、+18.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 45.2 ％ → 2023年 54.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 5.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった栃木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +2.0％( +0.6万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -47.9％( -3.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR両毛線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 山前駅 | 3.4万/㎡ (0年/37.5㎡) | 6.5万/㎡ (0年/20.0㎡) | 6.6万/㎡ (36.2年/31.2㎡) |
| 足利駅 | 9.0万/㎡ (35.8年/80.0㎡) | 15.0万/㎡ (32.1年/58.0㎡) | 11.8万/㎡ (26.1年/40.0㎡) |
| 佐野駅 | 11.8万/㎡ (34.4年/65.0㎡) | - | 9.1万/㎡ (25.0年/60.0㎡) |
| 栃木駅 | 29.9万/㎡ (13.4年/76.2㎡) | 29.3万/㎡ (12.5年/85.0㎡) | 27.5万/㎡ (13.3年/80.0㎡) |
| 小山駅 | 24.7万/㎡ (23.2年/64.3㎡) | 28.8万/㎡ (19.6年/65.0㎡) | 22.8万/㎡ (19.2年/71.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
栃木駅 29.9 万/㎡(昨年同期比 +2.0 ％)
栃木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +2.0％( +0.6万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.4年(昨年 12.5年から +7.5 ％増)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -10.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 4.5 分 → 2023年 1.8 分、-61.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
山前駅 3.4 万/㎡(昨年同期比 -47.9 ％)
山前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -47.9％( -3.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均専有面積は 37.5 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +87.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.0 分 → 2023年 6.5 分、-45.8 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示