【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜12月期の西武狭山線 (西所沢駅～西武球場前駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +0.0％( +0.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2022年)に比べて -11.7％( -7件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 27.2年から +1.4 ％増)。平均専有面積は 65.8 ㎡ (昨年 67.4 ㎡から -2.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。西武球場前駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西武球場前駅で昨年に比べ +10.0 ％、単価は 17.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(西武球場前駅)は +10.0 ％(単価 +1.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(下山口駅)は -17.2 ％(単価 -3.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.2 分 → 2023年 6.8 分、-39.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 41.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.0 ％ → 2023年 9.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 ％ → 2023年 13.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西所沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +2.0％( +0.7万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 33 件(１年前(2022年)に比べて -10.8％( -4件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下山口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -17.2％( -3.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて -23.5％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 西武狭山線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西所沢駅 | 38.1万/㎡ (23.1年/58.5㎡) | 37.3万/㎡ (24.0年/63.4㎡) | 31.6万/㎡ (23.9年/60.0㎡) |
| 下山口駅 | 14.3万/㎡ (37.5年/85.4㎡) | 17.3万/㎡ (33.6年/78.2㎡) | 12.6万/㎡ (35.1年/79.2㎡) |
| 西武球場前駅 | 17.6万/㎡ (30.3年/64.3㎡) | 16.0万/㎡ (29.3年/61.7㎡) | 14.9万/㎡ (31.4年/56.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西武球場前駅 17.6 万/㎡(昨年同期比 +10.0 ％)
西武球場前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +10.0％( +1.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +16.7％( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 30.3年(昨年 29.3年から +3.5 ％増)。平均専有面積は 64.3 ㎡ (昨年 61.7 ㎡から +4.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
下山口駅 14.3 万/㎡(昨年同期比 -17.2 ％)
下山口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -17.2％( -3.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて -23.5％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 33.6年から +11.6 ％増)。平均専有面積は 85.4 ㎡ (昨年 78.2 ㎡から +9.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 64.7 ％ → 2023年 38.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 33.6 年 → 2023年 37.5 年、+11.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 23.5 ％ → 2023年 53.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示