【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年10月〜12月期の神戸電鉄有馬線 (湊川駅～有馬温泉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +12.0％( +1.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 43 件(１年前(2021年)に比べて -25.9％( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.1年(昨年 32.4年から +2.2 ％増)。平均専有面積は 68.7 ㎡ (昨年 70.3 ㎡から -2.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。丸山駅、鈴蘭台駅、北鈴蘭台駅、唐櫃台駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鈴蘭台駅で昨年に比べ +93.8 ％、単価は 22.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(鈴蘭台駅、北鈴蘭台駅)は +80.7 ％(単価 +8.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(山の街駅、花山駅)は -28.1 ％(単価 -3.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.9 ％ → 2022年 7.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.2 分 → 2022年 10.5 分、+14.4 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 27.5 ％ → 2022年 16.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鈴蘭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +93.8％( +10.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -57.1％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった丸山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +22.8％( +1.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 神戸電鉄有馬線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 湊川駅 | - | - | - |
| 長田駅 | 12.6万/㎡ (38.2年/62.0㎡) | 12.8万/㎡ (39.2年/61.5㎡) | 18.4万/㎡ (44.0年/60.0㎡) |
| 丸山駅 | 6.7万/㎡ (37.3年/51.2㎡) | 5.4万/㎡ (30.8年/70.0㎡) | 14.2万/㎡ (28.8年/55.0㎡) |
| 鵯越駅 | 8.3万/㎡ (47.8年/60.0㎡) | - | - |
| 鈴蘭台駅 | 22.5万/㎡ (22.1年/76.7㎡) | 11.6万/㎡ (32.9年/67.1㎡) | 40.0万/㎡ (13.8年/60.0㎡) |
| 北鈴蘭台駅 | 13.2万/㎡ (36.4年/76.0㎡) | 7.9万/㎡ (39.1年/76.7㎡) | 8.2万/㎡ (41.0年/69.0㎡) |
| 山の街駅 | 8.5万/㎡ (33.2年/76.0㎡) | 13.5万/㎡ (26.3年/77.9㎡) | 17.6万/㎡ (21.9年/71.7㎡) |
| 箕谷駅 | 14.0万/㎡ (32.8年/86.7㎡) | 13.5万/㎡ (28.8年/83.3㎡) | 11.5万/㎡ (29.0年/80.0㎡) |
| 谷上駅 | 55.0万/㎡ (9.8年/80.0㎡) | - | 58.3万/㎡ (6.8年/60.0㎡) |
| 花山駅 | 10.4万/㎡ (30.8年/75.0㎡) | 12.8万/㎡ (33.8年/75.0㎡) | 13.7万/㎡ (32.8年/70.0㎡) |
| 大池駅 | 7.7万/㎡ (30.8年/65.0㎡) | - | - |
| 神鉄六甲駅 | - | 8.5万/㎡ (28.8年/67.5㎡) | - |
| 唐櫃台駅 | 10.0万/㎡ (25.8年/65.0㎡) | 7.5万/㎡ (27.8年/80.0㎡) | - |
| 有馬温泉駅 | 12.6万/㎡ (32.8年/65.0㎡) | 14.6万/㎡ (26.6年/64.2㎡) | 9.1万/㎡ (28.8年/51.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
鈴蘭台駅 22.5 万/㎡(昨年同期比 +93.8 ％)
鈴蘭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +93.8％( +10.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -57.1％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 32.9年から -32.9 ％減)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 67.1 ㎡から +14.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.9 年 → 2022年 22.1 年、-32.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.6 分 → 2022年 10.0 分、+51.5 ％と大きく増加)
北鈴蘭台駅 13.2 万/㎡(昨年同期比 +67.6 ％)
北鈴蘭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +67.6％( +5.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -58.3％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 39.1年から -7.0 ％減)。平均専有面積は 76.0 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から -0.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.5 分 → 2022年 10.6 分、-21.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 58.3 ％ → 2022年 40.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 41.7 ％ → 2022年 60.0 ％)
山の街駅 8.5 万/㎡(昨年同期比 -37.4 ％)
山の街駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -37.4％( -5.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -28.6％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 26.3年から +25.9 ％増)。平均専有面積は 76.0 ㎡ (昨年 77.9 ㎡から -2.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 80.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 26.3 年 → 2022年 33.2 年、+25.9 ％と大きく増加)
花山駅 10.4 万/㎡(昨年同期比 -18.8 ％)
花山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -18.8％( -2.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.8年(昨年 33.8年から -8.9 ％減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 7.0 分、+250.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示