【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期の神戸電鉄有馬線 (湊川駅~有馬温泉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +70.3%( +7.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 50 件(1年前(2020年)に比べて +212.5%( +34件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 30.7年から -7.6 %減)。平均専有面積は 70.7 ㎡ (昨年 71.9 ㎡から -1.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。鈴蘭台駅、山の街駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長田駅で昨年に比べ +368.7 %、単価は 50.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(長田駅、有馬温泉駅)は +277.3 %(単価 +25.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(唐櫃台駅、箕谷駅)は -51.3 %(単価 -8.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 11.7 分 → 2021年 9.8 分、-15.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 33.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +368.7%( +39.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった唐櫃台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -51.8%( -7.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
神戸電鉄有馬線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
湊川駅 | - | - | - |
長田駅 | 50.0万/㎡ (34.3年/65.0㎡) | 10.7万/㎡ (40.5年/72.5㎡) | 8.8万/㎡ (42.0年/61.2㎡) |
丸山駅 | 13.4万/㎡ (22.5年/65.0㎡) | - | - |
鵯越駅 | 9.7万/㎡ (27.0年/70.0㎡) | - | - |
鈴蘭台駅 | 14.7万/㎡ (26.6年/70.6㎡) | 11.6万/㎡ (31.5年/68.8㎡) | 22.5万/㎡ (20.0年/65.0㎡) |
北鈴蘭台駅 | 8.0万/㎡ (40.8年/81.2㎡) | 12.9万/㎡ (0年/70.0㎡) | 8.4万/㎡ (34.6年/74.0㎡) |
山の街駅 | 12.7万/㎡ (25.8年/76.0㎡) | 9.4万/㎡ (24.0年/77.5㎡) | 14.6万/㎡ (23.5年/82.5㎡) |
箕谷駅 | 9.3万/㎡ (29.2年/76.7㎡) | 18.9万/㎡ (28.0年/90.0㎡) | 9.4万/㎡ (27.0年/91.2㎡) |
谷上駅 | - | - | 31.4万/㎡ (14.0年/70.0㎡) |
花山駅 | - | - | 6.9万/㎡ (31.0年/65.0㎡) |
大池駅 | 8.0万/㎡ (29.0年/71.7㎡) | - | - |
神鉄六甲駅 | 9.3万/㎡ (31.0年/70.0㎡) | - | - |
唐櫃台駅 | 7.1万/㎡ (26.5年/77.5㎡) | 14.7万/㎡ (26.0年/75.0㎡) | 9.4万/㎡ (23.5年/70.0㎡) |
有馬温泉駅 | 16.9万/㎡ (20.6年/61.2㎡) | 5.9万/㎡ (34.4年/61.7㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
長田駅 50.0 万/㎡(昨年同期比 +368.7 %)
長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +368.7%( +39.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 40.5年から -15.4 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から -10.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 40.5 年 → 2021年 34.3 年、-15.4 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.0 分 → 2021年 7.1 分、-20.8 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 62.5 %)
有馬温泉駅 16.9 万/㎡(昨年同期比 +185.8 %)
有馬温泉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +185.8%( +11.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +166.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 34.4年から -39.9 %減)。平均専有面積は 61.2 ㎡ (昨年 61.7 ㎡から -0.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 34.4 年 → 2021年 20.6 年、-39.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.3 分 → 2021年 5.9 分、-29.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 62.5 %)
唐櫃台駅 7.1 万/㎡(昨年同期比 -51.8 %)
唐櫃台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -51.8%( -7.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 26.0年から +1.9 %増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +3.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
箕谷駅 9.3 万/㎡(昨年同期比 -50.9 %)
箕谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -50.9%( -9.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +500.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 28.0年から +4.2 %増)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -14.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 28.0 分 → 2021年 15.8 分、-43.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示