この記事は不動産鑑定士の竹内英二氏、宅地建物取引士の岩野愛弓氏により監修されたものです
【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のひたちなか海浜鉄道湊線 (勝田駅~阿字ケ浦駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.6万円/坪(24.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +44.0%( +24.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2022年)に比べて +4.8%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.5年(昨年 24.3年から -48.5 %減)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 116.0 坪から -23.1 %減)。平均建物面積は 45.7 坪 (昨年 64.6 坪から -29.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。勝田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは殿山駅で昨年に比べ +206.3 %、坪単価は 50.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(殿山駅)は +206.3 %(坪単価 +34.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(勝田駅)は +25.9 %(坪単価 +17.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 24.3 年 → 2023年 12.5 年、-48.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 36.8 % → 2023年 63.6 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 31.6 % → 2023年 13.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 9.5 % → 2023年 4.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった勝田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.7万円/坪(25.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +25.9%( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて +18.8%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった殿山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.6万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +206.3%( +34.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
ひたちなか海浜鉄道湊線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
勝田駅 | 83.7万/坪 (13.2年/90.9坪) | 66.5万/坪 (19.4年/126坪) | 62.5万/坪 (18.6年/86.6坪) |
金上駅 | - | - | - |
中根駅 | - | - | - |
高田の鉄橋駅 | - | - | 40.9万/坪 (20.0年/99.8坪) |
那珂湊駅 | - | 28.4万/坪 (36.5年/88.7坪) | 79.3万/坪 (6.0年/66.6坪) |
殿山駅 | 50.6万/坪 (12.5年/60.5坪) | 16.5万/坪 (44.0年/45.4坪) | 6.2万/坪 (23.0年/142坪) |
平磯駅 | - | - | 11.4万/坪 (16.0年/278坪) |
磯崎駅 | - | - | - |
阿字ケ浦駅 | 63.0万/坪 (0年/84.7坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
殿山駅 50.6 万/坪(昨年同期比 +206.3 %)
殿山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.6万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +206.3%( +34.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.5年(昨年 44.0年から -71.6 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 45.4 坪から +33.3 %増)。平均建物面積は 82.4 坪 (昨年 30.3 坪から +172.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 44.0 年 → 2023年 12.5 年、-71.6 %と大きく減少)
勝田駅 83.7 万/坪(昨年同期比 +25.9 %)
勝田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.7万円/坪(25.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +25.9%( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて +18.8%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 13.2年(昨年 19.4年から -32.0 %減)。平均土地面積は 90.9 坪 (昨年 126.1 坪から -27.9 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 47.1 坪から -10.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 19.4 年 → 2023年 13.2 年、-32.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 30.6 分 → 2023年 24.8 分、-19.1 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 42.9 % → 2023年 63.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示