【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期のJR相模線 (茅ケ崎駅～橋本駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +8.6％( +8.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 720 件(１年前(2020年)に比べて -12.6％( -104件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 14.9年(昨年 11.4年から +30.7 ％増)。平均土地面積は 50.3 坪 (昨年 45.8 坪から +9.9 ％増)。平均建物面積は 37.0 坪 (昨年 34.1 坪から +8.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。宮山駅、門沢橋駅、入谷駅、上溝駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは門沢橋駅で昨年に比べ +34.7 ％、坪単価は 106 万円/坪となった。
上位 2 駅(門沢橋駅、入谷駅)は +30.5 ％(坪単価 +22.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(厚木駅、社家駅)は -12.1 ％(坪単価 -14.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.3 ％ → 2021年 2.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.6 ％ → 2021年 1.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 11.4 年 → 2021年 14.9 年、+30.7 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.0 ％ → 2021年 42.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.2 ％ → 2021年 25.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった茅ケ崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +12.2％( +14.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 206 件(１年前(2020年)に比べて -4.6％( -10件/坪)と小幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相武台下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.3万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +5.8％( +4.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて -73.3％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR相模線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 茅ケ崎駅 | 128万/坪 (11.9年/42.0坪) | 114万/坪 (10.8年/41.9坪) | 115万/坪 (12.4年/50.3坪) |
| 北茅ケ崎駅 | - | 80.0万/坪 (1.0年/27.2坪) | - |
| 香川駅 | 104万/坪 (12.3年/55.4坪) | 91.8万/坪 (8.9年/52.8坪) | 99.4万/坪 (8.3年/52.9坪) |
| 寒川駅 | 98.2万/坪 (15.4年/62.7坪) | 89.4万/坪 (6.6年/40.3坪) | 80.5万/坪 (12.5年/49.0坪) |
| 宮山駅 | 115万/坪 (4.4年/42.2坪) | 93.8万/坪 (4.6年/73.0坪) | 67.8万/坪 (14.0年/41.6坪) |
| 倉見駅 | 85.2万/坪 (11.5年/34.6坪) | 74.5万/坪 (11.0年/49.0坪) | 69.7万/坪 (16.6年/45.2坪) |
| 門沢橋駅 | 106万/坪 (4.3年/40.3坪) | 78.4万/坪 (10.5年/32.4坪) | 84.6万/坪 (8.9年/51.7坪) |
| 社家駅 | 92.4万/坪 (12.9年/58.2坪) | 104万/坪 (0.6年/32.8坪) | 68.8万/坪 (15.5年/56.4坪) |
| 厚木駅 | 112万/坪 (12.9年/36.9坪) | 129万/坪 (2.5年/34.4坪) | 122万/坪 (24.6年/41.7坪) |
| 海老名駅 | 98.0万/坪 (17.9年/50.9坪) | 104万/坪 (12.6年/45.5坪) | 108万/坪 (14.2年/59.8坪) |
| 入谷駅 | 89.7万/坪 (5.8年/34.4坪) | 71.0万/坪 (8.9年/32.0坪) | 76.3万/坪 (4.9年/74.9坪) |
| 相武台下駅 | 74.3万/坪 (14.9年/36.7坪) | 70.2万/坪 (11.0年/38.8坪) | 88.8万/坪 (2.5年/37.4坪) |
| 下溝駅 | 80.6万/坪 (10.8年/53.0坪) | 73.7万/坪 (14.2年/57.6坪) | 72.4万/坪 (2.4年/37.2坪) |
| 原当麻駅 | 93.5万/坪 (13.3年/78.1坪) | 88.6万/坪 (6.6年/38.8坪) | 84.2万/坪 (5.3年/36.7坪) |
| 番田駅 | 85.3万/坪 (23.9年/63.8坪) | 78.6万/坪 (9.9年/43.1坪) | 74.0万/坪 (13.2年/81.8坪) |
| 上溝駅 | 92.7万/坪 (16.7年/46.9坪) | 76.1万/坪 (13.2年/38.2坪) | 77.1万/坪 (11.4年/46.8坪) |
| 南橋本駅 | 96.6万/坪 (11.4年/40.5坪) | 86.4万/坪 (11.4年/50.8坪) | 68.7万/坪 (14.9年/39.2坪) |
| 橋本駅 | 87.8万/坪 (18.4年/57.5坪) | 89.3万/坪 (14.6年/57.8坪) | 73.2万/坪 (20.4年/69.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
門沢橋駅 105.6 万/坪(昨年同期比 +34.7 ％)
門沢橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +34.7％( +27.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて -20.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.3年(昨年 10.5年から -58.8 ％減)。平均土地面積は 40.3 坪 (昨年 32.4 坪から +24.4 ％増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 25.4 坪から +16.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 10.5 年 → 2021年 4.3 年、-58.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 10.3 分 → 2021年 8.4 分、-18.7 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 55.6 ％ → 2021年 75.0 ％)
入谷駅 89.7 万/坪(昨年同期比 +26.3 ％)
入谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.7万円/坪(27.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +26.3％( +18.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -75.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 5.8年(昨年 8.9年から -35.5 ％減)。平均土地面積は 34.4 坪 (昨年 32.0 坪から +7.4 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 28.0 坪から -2.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 8.9 年 → 2021年 5.8 年、-35.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.4 分 → 2021年 14.2 分、+36.5 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 68.8 ％ → 2021年 50.0 ％)
厚木駅 112.3 万/坪(昨年同期比 -12.8 ％)
厚木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(34.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -12.8％( -16.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.9年(昨年 2.5年から +410.8 ％増)。平均土地面積は 36.9 坪 (昨年 34.4 坪から +7.4 ％増)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 29.4 坪から +1.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 2.5 年 → 2021年 12.9 年、+410.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.8 分 → 2021年 11.2 分、+27.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 ％ → 2021年 20.0 ％)
社家駅 92.4 万/坪(昨年同期比 -11.5 ％)
社家駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.4万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -11.5％( -12.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.9年(昨年 0.6年から +1959.3 ％増)。平均土地面積は 58.2 坪 (昨年 32.8 坪から +77.7 ％増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 28.7 坪から +18.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.3 分 → 2021年 6.9 分、-26.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.6 年 → 2021年 12.9 年、+1959.3 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示