【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR山手線 (品川駅～田町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 459万円/坪(139万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +57.7％( +167.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 64 件(１年前(2020年)に比べて +56.1％( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 21.4年から +33.7 ％増)。平均土地面積は 52.0 坪 (昨年 32.6 坪から +59.7 ％増)。平均建物面積は 128.8 坪 (昨年 51.9 坪から +148.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。大崎駅、目黒駅、高田馬場駅、大塚駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは渋谷駅で昨年に比べ +393.7 ％、坪単価は 1,713 万円/坪となった。
上位 2 駅(渋谷駅、上野駅)は +289.9 ％(坪単価 +833.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(原宿駅、田端駅)は -50.9 ％(坪単価 -560.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.0 分 → 2021年 7.0 分、-12.4 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.7 ％ → 2021年 5.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.5 ％ → 2021年 22.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.4 年 → 2021年 28.6 年、+33.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.2 ％ → 2021年 30.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.0 ％ → 2021年 34.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,713万円/坪(518万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +393.7％( +1366.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -32.0％( -59.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR山手線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 品川駅 | - | - | 252万/坪 (40.5年/28.0坪) |
| 大崎駅 | 341万/坪 (-0.50年/15.1坪) | 211万/坪 (22.5年/16.6坪) | 208万/坪 (21.5年/15.6坪) |
| 五反田駅 | 337万/坪 (37.9年/94.8坪) | - | - |
| 目黒駅 | 649万/坪 (24.8年/39.7坪) | 523万/坪 (16.0年/44.6坪) | - |
| 恵比寿駅 | 411万/坪 (21.5年/68.4坪) | 359万/坪 (22.8年/37.1坪) | 980万/坪 (33.9年/36.3坪) |
| 渋谷駅 | 1,713万/坪 (34.3年/23.6坪) | 347万/坪 (15.5年/30.3坪) | 768万/坪 (29.3年/30.6坪) |
| 原宿駅 | 652万/坪 (30.0年/49.9坪) | 1,653万/坪 (0.5年/57.5坪) | - |
| 代々木駅 | 992万/坪 (43.5年/10.6坪) | - | 274万/坪 (30.5年/257坪) |
| 新宿駅 | - | - | 677万/坪 (42.5年/13.6坪) |
| 新大久保駅 | 288万/坪 (36.0年/61.6坪) | 299万/坪 (41.0年/33.3坪) | 223万/坪 (20.0年/17.4坪) |
| 高田馬場駅 | 297万/坪 (2.5年/23.8坪) | 202万/坪 (21.0年/24.2坪) | 147万/坪 (47.8年/31.8坪) |
| 目白駅 | - | 224万/坪 (20.5年/28.0坪) | 374万/坪 (12.0年/71.1坪) |
| 池袋駅 | 199万/坪 (26.3年/77.1坪) | 223万/坪 (12.5年/34.8坪) | 294万/坪 (56.5年/45.4坪) |
| 大塚駅 | 310万/坪 (21.3年/46.9坪) | 189万/坪 (37.5年/37.1坪) | 241万/坪 (0.5年/16.6坪) |
| 巣鴨駅 | 151万/坪 (21.0年/45.4坪) | 221万/坪 (6.5年/22.2坪) | 212万/坪 (3.8年/28.0坪) |
| 駒込駅 | 496万/坪 (0年/23.4坪) | 196万/坪 (12.8年/22.1坪) | 180万/坪 (33.4年/65.0坪) |
| 田端駅 | 170万/坪 (44.5年/83.2坪) | 289万/坪 (-0.50年/21.2坪) | 298万/坪 (0.5年/15.1坪) |
| 西日暮里駅 | 129万/坪 (31.5年/99.8坪) | 199万/坪 (21.5年/16.6坪) | - |
| 日暮里駅 | 126万/坪 (22.5年/118坪) | 185万/坪 (73.6年/37.8坪) | 204万/坪 (24.3年/41.6坪) |
| 鶯谷駅 | 209万/坪 (28.5年/12.1坪) | 227万/坪 (-0.50年/35.5坪) | 265万/坪 (20.0年/38.9坪) |
| 上野駅 | 461万/坪 (49.5年/18.7坪) | 161万/坪 (39.5年/48.8坪) | - |
| 御徒町駅 | 135万/坪 (19.5年/66.6坪) | - | - |
| 秋葉原駅 | 383万/坪 (27.5年/52.4坪) | - | 254万/坪 (18.0年/17.4坪) |
| 神田駅 | 280万/坪 (38.5年/58.2坪) | - | 259万/坪 (19.9年/39.0坪) |
| 東京駅 | - | - | - |
| 有楽町駅 | - | - | - |
| 新橋駅 | 436万/坪 (44.5年/18.9坪) | - | 681万/坪 (19.5年/81.7坪) |
| 浜松町駅 | - | - | - |
| 田町駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
渋谷駅 1713.5 万/坪(昨年同期比 +393.7 ％)
渋谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,713万円/坪(518万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +393.7％( +1366.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 15.5年から +120.9 ％増)。平均土地面積は 23.6 坪 (昨年 30.3 坪から -22.0 ％減)。平均建物面積は 52.0 坪 (昨年 121.0 坪から -57.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 15.5 年 → 2021年 34.3 年、+120.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 8.4 分、+20.0 ％と大きく増加)
上野駅 461.3 万/坪(昨年同期比 +186.2 ％)
上野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 461万円/坪(140万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +186.2％( +300.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.5年(昨年 39.5年から +25.3 ％増)。平均土地面積は 18.7 坪 (昨年 48.8 坪から -61.8 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 101.3 坪から -76.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 39.5 年 → 2021年 49.5 年、+25.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
原宿駅 651.5 万/坪(昨年同期比 -60.6 ％)
原宿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 652万円/坪(197万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -60.6％( -1001.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 0.5年から +5856.0 ％増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 57.5 坪から -13.2 ％減)。平均建物面積は 164.1 坪 (昨年 133.1 坪から +23.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.5 年 → 2021年 30.0 年、+5856.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 5.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
田端駅 170.3 万/坪(昨年同期比 -41.1 ％)
田端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 170万円/坪(51.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -41.1％( -119.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.5年(昨年 -0.5年から -9080.8 ％減)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 21.2 坪から +292.9 ％増)。平均建物面積は 152.5 坪 (昨年 24.2 坪から +530.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 -0.5 年 → 2021年 44.5 年、-9080.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.0 分 → 2021年 7.4 分、-32.7 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示