【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の京王新線 (初台駅~笹塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 465万円/坪(141万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +66.5%( +185.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて +60.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.9年(昨年 22.9年から +66.0 %増)。平均土地面積は 31.7 坪 (昨年 44.5 坪から -28.8 %減)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 68.6 坪から -37.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(初台駅)は +192.0 %(坪単価 +412.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(幡ケ谷駅)は -38.7 %(坪単価 -116.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 55.6 % → 2022年 20.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 13.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.9 年 → 2022年 37.9 年、+66.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 53.3 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 6.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった初台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 627万円/坪(190万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +192.0%( +412.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +400.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -38.7%( -116.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
京王新線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
初台駅 | 627万/坪 (35.9年/30.3坪) | 215万/坪 (28.0年/78.7坪) | 263万/坪 (30.5年/112坪) |
幡ケ谷駅 | 184万/坪 (56.5年/32.1坪) | 300万/坪 (9.8年/51.4坪) | 113万/坪 (33.5年/17.1坪) |
笹塚駅 | 216万/坪 (20.0年/37.8坪) | 295万/坪 (36.9年/20.4坪) | 217万/坪 (24.7年/34.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
初台駅 627.4 万/坪(昨年同期比 +192.0 %)
初台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 627万円/坪(190万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +192.0%( +412.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +400.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.9年(昨年 28.0年から +28.2 %増)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 78.7 坪から -61.5 %減)。平均建物面積は 41.4 坪 (昨年 113.4 坪から -63.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 28.0 年 → 2022年 35.9 年、+28.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.5 分 → 2022年 6.9 分、+25.5 %と大きく増加)
幡ケ谷駅 183.7 万/坪(昨年同期比 -38.7 %)
幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -38.7%( -116.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 56.5年(昨年 9.8年から +479.3 %増)。平均土地面積は 32.1 坪 (昨年 51.4 坪から -37.5 %減)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 84.7 坪から -47.3 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.8 年 → 2022年 56.5 年、+479.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.8 分 → 2022年 11.0 分、+12.8 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示