【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR武豊線 (大府駅~武豊駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.1万円/坪(24.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -17.5%( -17.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2022年)に比べて +28.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.2年(昨年 10.5年から +74.0 %増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 64.3 坪から +3.6 %増)。平均建物面積は 41.9 坪 (昨年 38.6 坪から +8.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。乙川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは乙川駅で昨年に比べ +83.9 %、坪単価は 76.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(乙川駅)は +83.9 %(坪単価 +35.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(亀崎駅)は -72.6 %(坪単価 -74.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.0 % → 2023年 6.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 10.5 年 → 2023年 18.2 年、+74.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.2 % → 2023年 19.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 22.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +3.9%( +4.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった亀崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -72.6%( -74.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
JR武豊線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大府駅 | 117万/坪 (5.3年/39.8坪) | 112万/坪 (12.3年/70.0坪) | 127万/坪 (6.5年/50.6坪) |
尾張森岡駅 | 98.2万/坪 (18.7年/133坪) | - | 110万/坪 (1.3年/43.4坪) |
緒川駅 | 36.4万/坪 (44.0年/40.8坪) | - | 169万/坪 (4.5年/66.6坪) |
石浜駅 | 113万/坪 (3.8年/47.9坪) | - | 84.2万/坪 (12.0年/59.0坪) |
東浦駅 | 118万/坪 (1.0年/43.1坪) | - | 51.9万/坪 (18.0年/56.0坪) |
亀崎駅 | 28.1万/坪 (35.2年/103坪) | 103万/坪 (3.7年/62.4坪) | 71.2万/坪 (14.8年/42.4坪) |
乙川駅 | 76.6万/坪 (24.0年/48.9坪) | 41.6万/坪 (33.0年/84.7坪) | 74.4万/坪 (12.0年/57.9坪) |
半田駅 | 59.6万/坪 (29.0年/49.9坪) | 86.6万/坪 (10.0年/43.5坪) | 70.2万/坪 (10.2年/61.1坪) |
東成岩駅 | - | 92.1万/坪 (0年/62.8坪) | - |
武豊駅 | 10.7万/坪 (43.0年/115坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
乙川駅 76.6 万/坪(昨年同期比 +83.9 %)
乙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.6万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +83.9%( +35.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 33.0年から -27.3 %減)。平均土地面積は 48.9 坪 (昨年 84.7 坪から -42.3 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 40.1 坪から -24.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 33.0 年 → 2023年 24.0 年、-27.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 15.3 分、+53.3 %と大きく増加)
亀崎駅 28.1 万/坪(昨年同期比 -72.6 %)
亀崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -72.6%( -74.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 3.7年から +860.0 %増)。平均土地面積は 102.6 坪 (昨年 62.4 坪から +64.3 %増)。平均建物面積は 66.0 坪 (昨年 32.2 坪から +105.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 3.7 年 → 2023年 35.2 年、+860.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.4 分 → 2023年 24.7 分、+41.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示