【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR湖西線 (山科駅~京都駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(52.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +14.5%( +21.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて +57.1%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 28.4年から +11.5 %増)。平均土地面積は 47.7 坪 (昨年 41.7 坪から +14.4 %増)。平均建物面積は 57.2 坪 (昨年 48.6 坪から +17.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。京都駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京都駅で昨年に比べ +47.4 %、坪単価は 239 万円/坪となった。
上位 1 駅(京都駅)は +47.4 %(坪単価 +76.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(山科駅)は -25.7 %(坪単価 -36.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 % → 2023年 33.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 22.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 28.4 年 → 2023年 31.7 年、+11.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 44.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 239万円/坪(72.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +47.4%( +76.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -25.7%( -36.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR湖西線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
山科駅 | 105万/坪 (37.4年/45.6坪) | 141万/坪 (27.7年/48.4坪) | 92.1万/坪 (34.4年/36.7坪) |
京都駅 | 239万/坪 (20.3年/50.2坪) | 162万/坪 (29.5年/32.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 239.1 万/坪(昨年同期比 +47.4 %)
京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 239万円/坪(72.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +47.4%( +76.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 29.5年から -31.1 %減)。平均土地面積は 50.2 坪 (昨年 32.8 坪から +53.2 %増)。平均建物面積は 91.4 坪 (昨年 57.5 坪から +58.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.5 年 → 2023年 20.3 年、-31.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.3 分 → 2023年 10.4 分、+24.8 %と大きく増加)
山科駅 105.1 万/坪(昨年同期比 -25.7 %)
山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -25.7%( -36.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.4年(昨年 27.7年から +34.9 %増)。平均土地面積は 45.6 坪 (昨年 48.4 坪から -5.7 %減)。平均建物面積は 23.0 坪 (昨年 42.0 坪から -45.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 8.8 分 → 2023年 7.8 分、-10.5 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 27.7 年 → 2023年 37.4 年、+34.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示