【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の阪急嵐山線 (桂駅~嵐山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.5万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -17.4%( -19.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 28 件(1年前(2021年)に比べて -47.2%( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 21.6年から +17.8 %増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 52.4 坪から +12.6 %増)。平均建物面積は 59.8 坪 (昨年 39.6 坪から +51.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。桂駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは松尾大社駅で昨年に比べ -47.7 %、坪単価は 58.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(上桂駅)は +0.6 %(坪単価 +0.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(松尾大社駅)は -47.7 %(坪単価 -53.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.0 % → 2022年 22.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 24.0 % → 2022年 22.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 21.6 年 → 2022年 25.5 年、+17.8 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.8 分 → 2022年 19.5 分、+31.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.0 % → 2022年 40.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.8 % → 2022年 3.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上桂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +0.6%( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -37.5%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松尾大社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.9万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -47.7%( -53.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急嵐山線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桂駅 | 100万/坪 (24.1年/76.2坪) | 110万/坪 (22.4年/63.0坪) | 118万/坪 (16.5年/51.9坪) |
上桂駅 | 120万/坪 (17.8年/59.6坪) | 120万/坪 (22.4年/37.8坪) | 105万/坪 (25.5年/61.8坪) |
松尾大社駅 | 58.9万/坪 (34.1年/19.2坪) | 113万/坪 (18.3年/28.9坪) | 93.9万/坪 (16.0年/26.6坪) |
嵐山駅 | - | 122万/坪 (22.0年/49.9坪) | 83.2万/坪 (47.3年/28.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上桂駅 120.2 万/坪(昨年同期比 +0.6 %)
上桂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +0.6%( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -37.5%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 22.4年から -20.7 %減)。平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 37.8 坪から +57.6 %増)。平均建物面積は 88.3 坪 (昨年 25.7 坪から +243.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 22.4 年 → 2022年 17.8 年、-20.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 20.0 %)
松尾大社駅 58.9 万/坪(昨年同期比 -47.7 %)
松尾大社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.9万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -47.7%( -53.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.1年(昨年 18.3年から +85.9 %増)。平均土地面積は 19.2 坪 (昨年 28.9 坪から -33.5 %減)。平均建物面積は 22.0 坪 (昨年 26.2 坪から -15.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 18.3 年 → 2022年 34.1 年、+85.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 42.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示