【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期のJR南武線 (川崎駅～稲田堤駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -3.9％( -6.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 34 件(１年前(2021年)に比べて -20.9％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.5 坪 (昨年 50.2 坪から +4.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。川崎駅、尻手駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは尻手駅で昨年に比べ +34.5 ％、坪単価は 189 万円/坪となった。
上位 2 駅(尻手駅、川崎駅)は +31.2 ％(坪単価 +44.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(武蔵新城駅、鹿島田駅)は -46.8 ％(坪単価 -77.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 18.6 ％ → 2022年 5.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵小杉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 353万円/坪(107万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -15.8％( -66.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武蔵新城駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.0万円/坪(22.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -49.2％( -70.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR南武線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川崎駅 | 190万/坪 (36.9坪) | 148万/坪 (90.6坪) | 133万/坪 (23.8坪) |
| 尻手駅 | 189万/坪 (15.9坪) | 141万/坪 (26.5坪) | 86.4万/坪 (70.5坪) |
| 矢向駅 | 145万/坪 (43.9坪) | 161万/坪 (24.7坪) | 158万/坪 (31.8坪) |
| 鹿島田駅 | 105万/坪 (52.9坪) | 188万/坪 (28.2坪) | 186万/坪 (20.9坪) |
| 平間駅 | - | 228万/坪 (16.6坪) | 155万/坪 (20.8坪) |
| 向河原駅 | - | 271万/坪 (15.1坪) | - |
| 武蔵小杉駅 | 353万/坪 (32.8坪) | 419万/坪 (13.6坪) | 304万/坪 (21.2坪) |
| 武蔵中原駅 | - | 199万/坪 (77.1坪) | 140万/坪 (23.8坪) |
| 武蔵新城駅 | 73.0万/坪 (29.7坪) | 144万/坪 (44.4坪) | 91.9万/坪 (25.4坪) |
| 武蔵溝ノ口駅 | - | - | 198万/坪 (21.2坪) |
| 津田山駅 | 97.9万/坪 (81.7坪) | 174万/坪 (16.6坪) | - |
| 久地駅 | - | 103万/坪 (59.7坪) | 49.5万/坪 (81.3坪) |
| 宿河原駅 | 92.9万/坪 (45.9坪) | 92.2万/坪 (30.8坪) | 152万/坪 (25.0坪) |
| 登戸駅 | - | - | 177万/坪 (111坪) |
| 中野島駅 | 105万/坪 (173坪) | - | 116万/坪 (30.3坪) |
| 稲田堤駅 | 74.0万/坪 (66.6坪) | - | 103万/坪 (31.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
尻手駅 189.3 万/坪(昨年同期比 +34.5 ％)
尻手駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +34.5％( +48.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 15.9 坪 (昨年 26.5 坪から -40.0 ％減)。
川崎駅 189.5 万/坪(昨年同期比 +27.8 ％)
川崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 190万円/坪(57.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +27.8％( +41.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて +22.2％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 36.9 坪 (昨年 90.6 坪から -59.3 ％減)。
武蔵新城駅 73.0 万/坪(昨年同期比 -49.2 ％)
武蔵新城駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.0万円/坪(22.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -49.2％( -70.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 29.7 坪 (昨年 44.4 坪から -33.0 ％減)。
鹿島田駅 104.6 万/坪(昨年同期比 -44.3 ％)
鹿島田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -44.3％( -83.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 28.2 坪から +87.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 13.7 分 → 2022年 11.0 分、-19.5 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示