【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR越後線 (柏崎駅～新潟駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +30.3％( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 67 件(１年前(2024年)に比べて -4.3％( -3件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 29.5年から -8.6 ％減)。平均専有面積は 66.3 ㎡ (昨年 64.1 ㎡から +3.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。小針駅、青山駅、新潟駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは青山駅で昨年に比べ +43.1 ％、単価は 20.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(青山駅)は +43.1 ％(単価 +6.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(白山駅)は -10.8 ％(単価 -2.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 26.3 ％ → 2025年 24.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.1 ％ → 2025年 48.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 8.8 ％ → 2025年 6.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +21.5％( +5.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2024年)に比べて +26.2％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった白山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -10.8％( -2.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -76.5％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR越後線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柏崎駅 | - | - | - |
| 桐原駅 | - | - | - |
| 寺泊駅 | - | - | 1.4万/㎡ (0年/35.0㎡) |
| 分水駅 | - | - | - |
| 岩室駅 | - | - | - |
| 内野駅 | - | - | - |
| 新潟大学前駅 | - | 17.4万/㎡ (0年/50.0㎡) | - |
| 寺尾駅 | - | - | - |
| 小針駅 | 30.0万/㎡ (20.0年/76.7㎡) | 21.0万/㎡ (25.4年/66.7㎡) | 14.9万/㎡ (29.4年/63.8㎡) |
| 青山駅 | 20.9万/㎡ (29.4年/78.3㎡) | 14.6万/㎡ (38.0年/60.0㎡) | 18.6万/㎡ (34.0年/70.0㎡) |
| 関屋駅 | 27.9万/㎡ (24.3年/78.8㎡) | 25.3万/㎡ (22.0年/75.0㎡) | 38.0万/㎡ (12.5年/75.0㎡) |
| 白山駅 | 17.3万/㎡ (41.5年/63.8㎡) | 19.4万/㎡ (33.1年/67.4㎡) | 19.8万/㎡ (31.2年/77.0㎡) |
| 新潟駅 | 32.3万/㎡ (26.2年/64.2㎡) | 26.6万/㎡ (27.5年/63.2㎡) | 23.2万/㎡ (28.6年/59.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
青山駅 20.9 万/㎡(昨年同期比 +43.1 ％)
青山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +43.1％( +6.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 38.0年から -22.8 ％減)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +30.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 38.0 年 → 2025年 29.4 年、-22.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.8 分 → 2025年 10.7 分、+20.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
白山駅 17.3 万/㎡(昨年同期比 -10.8 ％)
白山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -10.8％( -2.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -76.5％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.5年(昨年 33.1年から +25.5 ％増)。平均専有面積は 63.8 ㎡ (昨年 67.4 ㎡から -5.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 33.1 年 → 2025年 41.5 年、+25.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示