【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR上野東京ライン (川崎駅~大船駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +1.4%( +1.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 664 件(1年前(2024年)に比べて -46.9%( -587件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 22.8年から +5.8 %増)。平均専有面積は 60.2 ㎡ (昨年 58.7 ㎡から +2.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。横浜駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは横浜駅で昨年に比べ +12.9 %、単価は 119 万円/㎡となった。
上位 1 駅(横浜駅)は +12.9 %(単価 +13.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(戸塚駅)は -8.6 %(単価 -3.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.3 % → 2025年 11.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.7 % → 2025年 5.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.8 % → 2025年 19.6 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 8.1 % → 2025年 6.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は119万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +12.9%( +13.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 147 件(1年前(2024年)に比べて -51.5%( -156件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった戸塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -8.6%( -3.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 175 件(1年前(2024年)に比べて -41.9%( -126件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR上野東京ライン | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川崎駅 | 85.5万/㎡ (20.9年/51.3㎡) | 84.7万/㎡ (19.3年/48.6㎡) | 76.1万/㎡ (20.5年/51.9㎡) |
| 横浜駅 | 119万/㎡ (21.4年/54.4㎡) | 105万/㎡ (23.0年/55.8㎡) | 82.7万/㎡ (23.4年/50.7㎡) |
| 戸塚駅 | 39.6万/㎡ (29.1年/69.2㎡) | 43.4万/㎡ (26.7年/69.0㎡) | 44.1万/㎡ (25.7年/70.0㎡) |
| 大船駅 | 57.1万/㎡ (28.0年/76.9㎡) | 53.7万/㎡ (26.2年/76.3㎡) | 51.6万/㎡ (24.4年/80.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
横浜駅 118.6 万/㎡(昨年同期比 +12.9 %)
横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は119万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +12.9%( +13.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 147 件(1年前(2024年)に比べて -51.5%( -156件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 23.0年から -6.8 %減)。平均専有面積は 54.4 ㎡ (昨年 55.8 ㎡から -2.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.9 % → 2025年 20.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.9 % → 2025年 14.3 %)
戸塚駅 39.6 万/㎡(昨年同期比 -8.6 %)
戸塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -8.6%( -3.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 175 件(1年前(2024年)に比べて -41.9%( -126件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 26.7年から +8.9 %増)。平均専有面積は 69.2 ㎡ (昨年 69.0 ㎡から +0.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 % → 2025年 7.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 24.5 % → 2025年 29.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.8 % → 2025年 37.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示