
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR成田線 (佐倉駅~滑河駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +5.3%( +1.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2024年)に比べて -83.5%( -162件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 30.6年から +13.5 %増)。平均専有面積は 78.8 ㎡ (昨年 77.4 ㎡から +1.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。成田駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは酒々井駅で昨年に比べ -54.4 %、単価は 5.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(成田駅)は -8.3 %(単価 -1.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(酒々井駅)は -54.4 %(単価 -6.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.2 % → 2025年 17.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.1 % → 2025年 31.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 30.6 年 → 2025年 34.7 年、+13.5 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.5 % → 2025年 46.9 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 8.0 % → 2025年 3.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -8.3%( -1.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -87.7%( -64件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -54.4%( -6.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -90.9%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR成田線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
佐倉駅 | - | 27.8万/㎡ (21.1年/72.5㎡) | 32.3万/㎡ (19.3年/65.0㎡) |
酒々井駅 | 5.1万/㎡ (43.0年/75.0㎡) | 11.1万/㎡ (37.8年/78.2㎡) | 8.2万/㎡ (40.3年/78.6㎡) |
成田駅 | 17.3万/㎡ (37.7年/75.6㎡) | 18.9万/㎡ (33.9年/72.5㎡) | 18.7万/㎡ (33.7年/77.6㎡) |
成田空港駅 | - | - | 1.2万/㎡ (39.3年/13.0㎡) |
滑河駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
成田駅 17.3 万/㎡(昨年同期比 -8.3 %)
成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -8.3%( -1.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -87.7%( -64件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.7年(昨年 33.9年から +11.2 %増)。平均専有面積は 75.6 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +4.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 41.1 % → 2025年 22.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 33.9 年 → 2025年 37.7 年、+11.2 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 19.5 分 → 2025年 23.6 分、+21.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.1 % → 2025年 55.6 %)
酒々井駅 5.1 万/㎡(昨年同期比 -54.4 %)
酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -54.4%( -6.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -90.9%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 37.8年から +13.8 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 78.2 ㎡から -4.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 37.8 年 → 2025年 43.0 年、+13.8 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.9 分 → 2025年 13.0 分、+45.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 72.7 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示