
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期のJR成田線 (佐倉駅~滑河駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -6.2%( -1.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 55 件(1年前(2023年)に比べて +17.0%( +8件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 29.4年から +4.0 %増)。平均専有面積は 76.4 ㎡ (昨年 79.7 ㎡から -4.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。成田駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは成田駅で昨年に比べ +9.5 %、単価は 21.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(成田駅)は +9.5 %(単価 +1.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(佐倉駅)は -34.9 %(単価 -13.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.1 % → 2024年 16.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.9 % → 2024年 27.3 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.4 % → 2024年 5.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.0 % → 2024年 34.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった佐倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -34.9%( -13.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +4.4%( +0.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR成田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
佐倉駅 | 26.1万/㎡ (19.8年/70.0㎡) | 40.0万/㎡ (16.8年/65.0㎡) | - |
酒々井駅 | 7.9万/㎡ (42.8年/82.5㎡) | 7.5万/㎡ (42.1年/78.3㎡) | 4.8万/㎡ (41.3年/80.0㎡) |
成田駅 | 21.1万/㎡ (33.4年/71.2㎡) | 19.3万/㎡ (32.6年/78.0㎡) | 17.7万/㎡ (33.2年/69.7㎡) |
成田空港駅 | - | - | - |
滑河駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
成田駅 21.1 万/㎡(昨年同期比 +9.5 %)
成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +9.5%( +1.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2023年)に比べて +60.0%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 32.6年から +2.4 %増)。平均専有面積は 71.2 ㎡ (昨年 78.0 ㎡から -8.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 22.9 分 → 2024年 18.1 分、-20.7 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 37.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 41.7 %)
佐倉駅 26.1 万/㎡(昨年同期比 -34.9 %)
佐倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -34.9%( -13.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 16.8年から +17.9 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +7.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 16.8 年 → 2024年 19.8 年、+17.9 %と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示