【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年7月〜9月期のJR成田線 (佐倉駅～滑河駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -3.2％( -0.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて -30.2％( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 30.1年から +2.7 ％増)。平均専有面積は 78.6 ㎡ (昨年 80.5 ㎡から -2.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。成田駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは成田駅で昨年に比べ -2.5 ％、単価は 20.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(酒々井駅)は +120.2 ％(単価 +7.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(成田駅)は -2.5 ％(単価 -0.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.5 ％ → 2024年 40.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.7 ％ → 2024年 9.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 12.4 分 → 2024年 13.9 分、+12.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 32.1 ％ → 2024年 37.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.7 ％ → 2024年 6.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -2.5％( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -15.0％( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +120.2％( +7.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR成田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | - | 29.7万/㎡ (20.2年/65.0㎡) | - |
| 酒々井駅 | 13.2万/㎡ (34.9年/71.7㎡) | 6.0万/㎡ (42.2年/79.2㎡) | 10.0万/㎡ (36.7年/85.0㎡) |
| 成田駅 | 20.1万/㎡ (32.7年/73.2㎡) | 20.6万/㎡ (32.1年/84.5㎡) | 18.4万/㎡ (33.6年/70.0㎡) |
| 成田空港駅 | - | - | - |
| 滑河駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
酒々井駅 13.2 万/㎡(昨年同期比 +120.2 ％)
酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +120.2％( +7.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 42.2年から -17.4 ％減)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 79.2 ㎡から -9.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 42.2 年 → 2024年 34.9 年、-17.4 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.5 分 → 2024年 8.0 分、-30.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
成田駅 20.1 万/㎡(昨年同期比 -2.5 ％)
成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -2.5％( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -15.0％( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 32.1年から +1.8 ％増)。平均専有面積は 73.2 ㎡ (昨年 84.5 ㎡から -13.3 ％減)。
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 47.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示