【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期のJR常磐線快速 (松戸駅～天王台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -2.3％( -0.9万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 105 件(１年前(2023年)に比べて -24.5％( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 24.9年から +14.7 ％増)。平均専有面積は 70.5 ㎡ (昨年 71.4 ㎡から -1.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。天王台駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは天王台駅で昨年に比べ +11.9 ％、単価は 24.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(天王台駅)は +11.9 ％(単価 +2.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(松戸駅)は -7.8 ％(単価 -3.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.0 分 → 2024年 9.7 分、-11.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.5 ％ → 2024年 23.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.0 ％ → 2024年 35.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 24.9 年 → 2024年 28.5 年、+14.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.3 ％ → 2024年 27.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.6 ％ → 2024年 1.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -7.8％( -3.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて -15.9％( -7件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天王台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +11.9％( +2.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR常磐線快速 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松戸駅 | 44.7万/㎡ (29.3年/61.6㎡) | 48.5万/㎡ (22.4年/63.8㎡) | 44.0万/㎡ (22.8年/69.7㎡) |
| 柏駅 | 37.4万/㎡ (29.5年/72.1㎡) | 37.7万/㎡ (25.8年/70.9㎡) | 38.8万/㎡ (25.5年/72.5㎡) |
| 我孫子駅 | 33.0万/㎡ (24.9年/82.5㎡) | 34.5万/㎡ (25.6年/81.9㎡) | 30.3万/㎡ (27.8年/85.0㎡) |
| 天王台駅 | 24.6万/㎡ (31.2年/70.0㎡) | 22.0万/㎡ (28.4年/81.0㎡) | 21.3万/㎡ (30.6年/71.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
天王台駅 24.6 万/㎡(昨年同期比 +11.9 ％)
天王台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +11.9％( +2.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.2年(昨年 28.4年から +9.9 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 81.0 ㎡から -13.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 80.0 ％ → 2024年 60.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 10.2 分 → 2024年 11.6 分、+13.7 ％と増加)
松戸駅 44.7 万/㎡(昨年同期比 -7.8 ％)
松戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -7.8％( -3.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて -15.9％( -7件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 22.4年から +30.3 ％増)。平均専有面積は 61.6 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から -3.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.5 ％ → 2024年 25.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.9 ％ → 2024年 5.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.4 年 → 2024年 29.3 年、+30.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 24.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 2.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示