
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期のグリーンライン (中山駅~日吉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +9.1%( +5.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 109 件(1年前(2023年)に比べて -27.3%( -41件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 24.9年から -2.8 %減)。平均専有面積は 72.3 ㎡ (昨年 72.9 ㎡から -0.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。センター南駅、日吉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはセンター南駅で昨年に比べ +24.0 %、単価は 72.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(センター南駅、日吉駅)は +23.6 %(単価 +13.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(東山田駅、センター北駅)は -33.9 %(単価 -21.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.0 % → 2024年 9.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.1 % → 2024年 12.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.5 % → 2024年 15.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北山田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +18.8%( +12.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東山田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -58.8%( -36.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
グリーンライン | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
中山駅 | 42.3万/㎡ (28.2年/71.5㎡) | 41.4万/㎡ (28.5年/74.4㎡) | 41.5万/㎡ (28.5年/68.7㎡) |
川和町駅 | 39.0万/㎡ (27.1年/79.2㎡) | 38.5万/㎡ (23.6年/82.1㎡) | 34.3万/㎡ (22.6年/79.5㎡) |
都筑ふれあいの丘駅 | 59.8万/㎡ (19.2年/76.8㎡) | 56.7万/㎡ (20.1年/86.8㎡) | 51.5万/㎡ (26.1年/83.5㎡) |
センター南駅 | 72.0万/㎡ (22.0年/75.0㎡) | 58.1万/㎡ (24.8年/83.8㎡) | 69.6万/㎡ (19.5年/75.3㎡) |
センター北駅 | 70.6万/㎡ (23.1年/85.8㎡) | 77.5万/㎡ (20.5年/79.5㎡) | 75.1万/㎡ (20.0年/79.2㎡) |
北山田駅 | 76.6万/㎡ (16.8年/75.0㎡) | 64.5万/㎡ (19.8年/81.4㎡) | 60.7万/㎡ (16.9年/80.0㎡) |
東山田駅 | 25.3万/㎡ (26.8年/75.0㎡) | 61.4万/㎡ (10.8年/70.0㎡) | - |
高田駅 | 53.8万/㎡ (23.8年/61.2㎡) | 58.4万/㎡ (14.8年/71.8㎡) | 58.4万/㎡ (15.8年/61.2㎡) |
日吉本町駅 | 64.7万/㎡ (27.7年/59.2㎡) | 61.2万/㎡ (29.5年/63.0㎡) | 68.1万/㎡ (22.3年/63.3㎡) |
日吉駅 | 65.8万/㎡ (25.5年/68.9㎡) | 53.4万/㎡ (30.5年/59.7㎡) | 60.1万/㎡ (22.6年/67.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
センター南駅 72.0 万/㎡(昨年同期比 +24.0 %)
センター南駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +24.0%( +13.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて +38.5%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 24.8年から -11.0 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 83.8 ㎡から -10.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 24.8 年 → 2024年 22.0 年、-11.0 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.8 分 → 2024年 6.5 分、-45.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 38.9 %)
日吉駅 65.8 万/㎡(昨年同期比 +23.2 %)
日吉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +23.2%( +12.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2023年)に比べて -20.5%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 30.5年から -16.5 %減)。平均専有面積は 68.9 ㎡ (昨年 59.7 ㎡から +15.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 30.5 年 → 2024年 25.5 年、-16.5 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.6 % → 2024年 19.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.5 % → 2024年 25.8 %)
東山田駅 25.3 万/㎡(昨年同期比 -58.8 %)
東山田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -58.8%( -36.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.8年(昨年 10.8年から +148.8 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +7.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.8 年 → 2024年 26.8 年、+148.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 1.0 分 → 2024年 23.0 分、+2200.0 %と大きく増加)
センター北駅 70.6 万/㎡(昨年同期比 -9.0 %)
センター北駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は70.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.0%( -7.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -36.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 20.5年から +12.5 %増)。平均専有面積は 85.8 ㎡ (昨年 79.5 ㎡から +8.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.5 % → 2024年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 20.5 年 → 2024年 23.1 年、+12.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 % → 2024年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示