【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の多摩モノレール (上北台駅～多摩センター駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +18.3％( +6.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 52 件(１年前(2024年)に比べて +10.6％( +5件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 31.8年から -24.7 ％減)。平均専有面積は 71.3 ㎡ (昨年 65.1 ㎡から +9.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。桜街道駅、甲州街道駅、松が谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは多摩センター駅で昨年に比べ +417.8 ％、単価は 68.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(多摩センター駅、松が谷駅)は +236.5 ％(単価 +36.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(上北台駅、高幡不動駅)は +9.7 ％(単価 +2.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 31.8 年 → 2025年 24.0 年、-24.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.2 分 → 2025年 6.9 分、-38.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.4 ％ → 2025年 16.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.0 ％ → 2025年 15.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.8 ％ → 2025年 39.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.3 ％ → 2025年 3.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった多摩センター駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +417.8％( +55.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上北台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +4.6％( +1.4万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 多摩モノレール | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上北台駅 | 30.8万/㎡ (0年/65.0㎡) | 29.4万/㎡ (28.0年/65.0㎡) | 21.7万/㎡ (39.5年/60.0㎡) |
| 桜街道駅 | 50.7万/㎡ (12.0年/75.0㎡) | 39.7万/㎡ (23.9年/66.4㎡) | 34.0万/㎡ (34.5年/62.9㎡) |
| 玉川上水駅 | 39.1万/㎡ (26.9年/65.9㎡) | 33.8万/㎡ (33.0年/61.4㎡) | 37.9万/㎡ (38.6年/46.5㎡) |
| 砂川七番駅 | 32.0万/㎡ (54.0年/50.0㎡) | - | - |
| 泉体育館駅 | 13.7万/㎡ (59.0年/65.0㎡) | - | 35.8万/㎡ (57.0年/60.0㎡) |
| 高松駅 | - | 74.8万/㎡ (16.8年/79.0㎡) | 72.9万/㎡ (17.0年/85.0㎡) |
| 立川北駅 | 121万/㎡ (1.0年/35.0㎡) | - | - |
| 立川南駅 | - | - | - |
| 柴崎体育館駅 | 50.9万/㎡ (13.0年/55.0㎡) | - | 52.6万/㎡ (11.0年/68.3㎡) |
| 甲州街道駅 | 46.8万/㎡ (17.8年/75.0㎡) | 38.8万/㎡ (22.3年/85.0㎡) | 40.5万/㎡ (16.0年/83.1㎡) |
| 万願寺駅 | 41.3万/㎡ (23.0年/66.7㎡) | - | 60.0万/㎡ (29.0年/65.0㎡) |
| 高幡不動駅 | 32.2万/㎡ (33.2年/73.6㎡) | 28.0万/㎡ (41.5年/56.1㎡) | 28.1万/㎡ (37.2年/58.9㎡) |
| 程久保駅 | - | - | - |
| 多摩動物公園駅 | 24.6万/㎡ (39.0年/65.0㎡) | - | 24.6万/㎡ (37.0年/65.0㎡) |
| 中央大学・明星大学駅 | 32.5万/㎡ (24.8年/78.8㎡) | - | 26.7万/㎡ (23.0年/75.0㎡) |
| 大塚・帝京大学駅 | - | - | - |
| 松が谷駅 | 50.1万/㎡ (15.6年/84.3㎡) | 32.3万/㎡ (44.4年/70.0㎡) | 38.1万/㎡ (28.5年/73.3㎡) |
| 多摩センター駅 | 68.7万/㎡ (12.0年/85.0㎡) | 13.3万/㎡ (48.0年/55.0㎡) | 35.8万/㎡ (31.5年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
多摩センター駅 68.7 万/㎡(昨年同期比 +417.8 ％)
多摩センター駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +417.8％( +55.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.0年(昨年 48.0年から -75.0 ％減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +54.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 48.0 年 → 2025年 12.0 年、-75.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 25.0 分 → 2025年 8.3 分、-66.7 ％と大きく減少)
松が谷駅 50.1 万/㎡(昨年同期比 +55.2 ％)
松が谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +55.2％( +17.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて +75.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.6年(昨年 44.4年から -64.9 ％減)。平均専有面積は 84.3 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +20.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 44.4 年 → 2025年 15.6 年、-64.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 14.3 ％)
上北台駅 30.8 万/㎡(昨年同期比 +4.6 ％)
上北台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +4.6％( +1.4万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.5 分 → 2025年 20.0 分、+60.0 ％と大きく増加)
高幡不動駅 32.2 万/㎡(昨年同期比 +14.8 ％)
高幡不動駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +14.8％( +4.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 41.5年から -20.0 ％減)。平均専有面積は 73.6 ㎡ (昨年 56.1 ㎡から +31.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 41.5 年 → 2025年 33.2 年、-20.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.9 分 → 2025年 8.8 分、-53.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.1 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 ％ → 2025年 28.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示