【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR越後線 (柏崎駅~新潟駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +22.1%( +5.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 130 件(1年前(2024年)に比べて -54.9%( -158件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 29.9年から -9.8 %減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 60.7 ㎡から +10.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。小針駅、青山駅、白山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは小針駅で昨年に比べ +45.3 %、単価は 30.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(小針駅)は +45.3 %(単価 +9.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(関屋駅)は -1.5 %(単価 -0.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.9 % → 2025年 6.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 47.6 % → 2025年 44.8 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 1.4 % → 2025年 0.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +18.0%( +4.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 97 件(1年前(2024年)に比べて -51.5%( -103件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった関屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -1.5%( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -53.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR越後線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柏崎駅 | 11.2万/㎡ (34.3年/60.0㎡) | - | - |
| 桐原駅 | - | - | 12.5万/㎡ (0年/40.0㎡) |
| 寺泊駅 | - | - | 3.6万/㎡ (46.5年/37.5㎡) |
| 分水駅 | - | - | 2.2万/㎡ (43.3年/45.0㎡) |
| 岩室駅 | - | - | - |
| 内野駅 | - | - | - |
| 新潟大学前駅 | - | 13.8万/㎡ (0年/60.0㎡) | 9.8万/㎡ (32.8年/47.5㎡) |
| 寺尾駅 | - | - | 9.6万/㎡ (35.3年/55.0㎡) |
| 小針駅 | 30.0万/㎡ (20.0年/76.7㎡) | 20.6万/㎡ (24.0年/66.0㎡) | 18.7万/㎡ (27.3年/67.1㎡) |
| 青山駅 | 23.5万/㎡ (29.3年/73.9㎡) | 17.5万/㎡ (33.7年/64.6㎡) | 15.6万/㎡ (39.0年/62.7㎡) |
| 関屋駅 | 23.1万/㎡ (29.3年/70.8㎡) | 23.4万/㎡ (25.8年/68.1㎡) | 20.6万/㎡ (25.8年/63.2㎡) |
| 白山駅 | 24.0万/㎡ (28.6年/67.1㎡) | 17.1万/㎡ (34.2年/62.0㎡) | 21.9万/㎡ (29.3年/69.3㎡) |
| 新潟駅 | 30.5万/㎡ (26.5年/65.5㎡) | 25.8万/㎡ (29.2年/59.2㎡) | 23.9万/㎡ (28.6年/62.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小針駅 30.0 万/㎡(昨年同期比 +45.3 %)
小針駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +45.3%( +9.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -70.0%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 24.0年から -16.5 %減)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 66.0 ㎡から +16.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 24.0 年 → 2025年 20.0 年、-16.5 %と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.7 分 → 2025年 9.3 分、+21.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 % → 2025年 100.0 %)
関屋駅 23.1 万/㎡(昨年同期比 -1.5 %)
関屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -1.5%( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -53.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 25.8年から +13.5 %増)。平均専有面積は 70.8 ㎡ (昨年 68.1 ㎡から +4.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 91.7 % → 2025年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 25.8 年 → 2025年 29.3 年、+13.5 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.7 分 → 2025年 19.8 分、+56.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示