【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期のJR成田線 (佐倉駅~滑河駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +0.2%( +0.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 52 件(1年前(2024年)に比べて +8.3%( +4件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 29.8年から +3.5 %増)。平均専有面積は 83.0 ㎡ (昨年 76.4 ㎡から +8.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。成田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは酒々井駅で昨年に比べ +153.7 %、単価は 16.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(酒々井駅)は +153.7 %(単価 +10.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(成田駅)は +62.7 %(単価 +9.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.2 % → 2025年 5.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 11.5 分 → 2025年 12.9 分、+11.8 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 45.8 % → 2025年 50.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.2 % → 2025年 30.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +62.7%( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて +30.8%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +153.7%( +10.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR成田線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | 30.0万/㎡ (20.3年/80.0㎡) | - | - |
| 酒々井駅 | 16.9万/㎡ (34.3年/88.0㎡) | 6.7万/㎡ (42.8年/82.5㎡) | 14.5万/㎡ (33.9年/81.7㎡) |
| 成田駅 | 25.5万/㎡ (26.8年/87.6㎡) | 15.7万/㎡ (35.1年/72.3㎡) | 17.2万/㎡ (37.7年/66.2㎡) |
| 成田空港駅 | - | - | 1.2万/㎡ (39.3年/13.0㎡) |
| 滑河駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
酒々井駅 16.9 万/㎡(昨年同期比 +153.7 %)
酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +153.7%( +10.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 42.8年から -19.9 %減)。平均専有面積は 88.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から +6.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 42.8 年 → 2025年 34.3 年、-19.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.5 分 → 2025年 8.2 分、-34.4 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 60.0 %)
成田駅 25.5 万/㎡(昨年同期比 +62.7 %)
成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +62.7%( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて +30.8%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 35.1年から -23.7 %減)。平均専有面積は 87.6 ㎡ (昨年 72.3 ㎡から +21.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 35.1 年 → 2025年 26.8 年、-23.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 53.8 % → 2025年 41.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 20.1 分 → 2025年 22.5 分、+11.9 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示