【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期のJR紀勢本線 (亀山駅～鵜殿駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.4万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -15.2％( -1.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 51 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -51件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 131.3 坪 (昨年 108.4 坪から +21.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。松阪駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿田和駅で昨年に比べ +666.7 ％、坪単価は 3.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(阿田和駅、亀山駅)は +384.5 ％(坪単価 +3.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(津駅、高茶屋駅)は -36.2 ％(坪単価 -6.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 ％ → 2024年 3.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 30.7 分 → 2024年 41.0 分、+33.4 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松阪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +11.0％( +1.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -54.2％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった阿田和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +666.7％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR紀勢本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 亀山駅 | 7.2万/坪 (171坪) | 3.6万/坪 (143坪) | 4.9万/坪 (90.3坪) |
| 下庄駅 | - | - | 0.4万/坪 (484坪) |
| 一身田駅 | - | 10.9万/坪 (65.5坪) | 9.8万/坪 (203坪) |
| 津駅 | 9.0万/坪 (84.7坪) | 20.7万/坪 (62.3坪) | 11.5万/坪 (126坪) |
| 阿漕駅 | 5.1万/坪 (46.4坪) | 5.8万/坪 (48.1坪) | 12.5万/坪 (112坪) |
| 高茶屋駅 | 7.5万/坪 (52.6坪) | 8.9万/坪 (114坪) | 5.0万/坪 (123坪) |
| 六軒駅 | - | 1.3万/坪 (188坪) | 4.9万/坪 (115坪) |
| 松阪駅 | 10.3万/坪 (185坪) | 9.2万/坪 (97.1坪) | 7.4万/坪 (183坪) |
| 徳和駅 | - | 6.0万/坪 (74.1坪) | 5.1万/坪 (212坪) |
| 多気駅 | - | - | - |
| 相可駅 | 4.7万/坪 (141坪) | - | - |
| 佐奈駅 | - | 0.6万/坪 (115坪) | - |
| 栃原駅 | 0.27万/坪 (60.5坪) | - | 9.2万/坪 (109坪) |
| 川添駅 | 0.16万/坪 (130坪) | - | 0.12万/坪 (84.7坪) |
| 三瀬谷駅 | - | 3.0万/坪 (99.8坪) | - |
| 滝原駅 | - | 0.4万/坪 (209坪) | 2.0万/坪 (19.7坪) |
| 阿曽駅 | - | - | - |
| 伊勢柏崎駅 | - | 1.1万/坪 (81.7坪) | - |
| 大内山駅 | - | - | - |
| 梅ケ谷駅 | - | - | - |
| 紀伊長島駅 | 4.1万/坪 (157坪) | 3.8万/坪 (67.6坪) | 0.4万/坪 (75.6坪) |
| 三野瀬駅 | - | - | - |
| 船津駅 | - | - | - |
| 相賀駅 | - | 6.1万/坪 (63.5坪) | 2.2万/坪 (90.8坪) |
| 尾鷲駅 | - | 4.9万/坪 (103坪) | 11.4万/坪 (46.1坪) |
| 大曽根浦駅 | - | - | - |
| 九鬼駅 | - | - | - |
| 三木里駅 | - | - | - |
| 賀田駅 | 0.25万/坪 (74.9坪) | - | 0.5万/坪 (218坪) |
| 二木島駅 | - | - | - |
| 新鹿駅 | - | - | - |
| 大泊駅 | - | - | - |
| 熊野市駅 | - | 5.7万/坪 (139坪) | - |
| 有井駅 | - | - | 7.1万/坪 (103坪) |
| 神志山駅 | - | - | - |
| 紀伊市木駅 | - | - | - |
| 阿田和駅 | 3.2万/坪 (96.8坪) | 0.4万/坪 (72.6坪) | 2.0万/坪 (112坪) |
| 紀伊井田駅 | - | - | 1.2万/坪 (240坪) |
| 鵜殿駅 | - | 7.0万/坪 (110坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
阿田和駅 3.2 万/坪(昨年同期比 +666.7 ％)
阿田和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +666.7％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 72.6 坪から +33.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 120.0 分 → 2024年 11.0 分、-90.8 ％と大きく減少)
亀山駅 7.2 万/坪(昨年同期比 +102.4 ％)
亀山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +102.4％( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -56.7％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 170.6 坪 (昨年 143.5 坪から +18.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 33.4 分 → 2024年 46.8 分、+40.4 ％と大きく増加)
津駅 9.0 万/坪(昨年同期比 -56.3 ％)
津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.0万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -56.3％( -11.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -72.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 62.3 坪から +36.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 22.9 分 → 2024年 18.3 分、-20.0 ％と減少)
高茶屋駅 7.5 万/坪(昨年同期比 -16.1 ％)
高茶屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.5万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -16.1％( -1.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.6 坪 (昨年 113.7 坪から -53.8 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示