【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期の多摩モノレール (上北台駅～松が谷駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +11.0％( +7.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 20 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 60.1 坪 (昨年 56.7 坪から +6.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。上北台駅、砂川七番駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上北台駅で昨年に比べ +73.6 ％、坪単価は 63.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(上北台駅)は +73.6 ％(坪単価 +26.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(泉体育館駅)は -35.5 ％(坪単価 -48.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 14.2 分 → 2024年 11.4 分、-19.2 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 5.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった砂川七番駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.6万円/坪(30.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +28.1％( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった桜街道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.9万円/坪(13.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -7.9％( -3.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 多摩モノレール | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上北台駅 | 63.1万/坪 (75.6坪) | 36.4万/坪 (118坪) | 55.9万/坪 (170坪) |
| 桜街道駅 | 44.9万/坪 (42.4坪) | 48.7万/坪 (32.5坪) | 32.0万/坪 (78.1坪) |
| 玉川上水駅 | 63.0万/坪 (93.8坪) | - | 66.1万/坪 (25.7坪) |
| 砂川七番駅 | 99.6万/坪 (39.7坪) | 77.8万/坪 (34.8坪) | - |
| 泉体育館駅 | 87.5万/坪 (61.5坪) | 136万/坪 (30.3坪) | 87.5万/坪 (51.4坪) |
| 立飛駅 | - | - | - |
| 高松駅 | - | - | - |
| 立川南駅 | - | - | - |
| 柴崎体育館駅 | - | - | 32.5万/坪 (178坪) |
| 甲州街道駅 | 73.7万/坪 (33.3坪) | - | 65.7万/坪 (105坪) |
| 万願寺駅 | - | 71.2万/坪 (39.3坪) | 60.1万/坪 (49.9坪) |
| 高幡不動駅 | - | - | 21.6万/坪 (133坪) |
| 程久保駅 | - | - | - |
| 多摩動物公園駅 | - | - | - |
| 中央大学・明星大学駅 | - | - | - |
| 大塚・帝京大学駅 | - | 83.6万/坪 (51.4坪) | - |
| 松が谷駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上北台駅 63.1 万/坪(昨年同期比 +73.6 ％)
上北台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +73.6％( +26.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 118.5 坪から -36.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 16.3 分 → 2024年 13.9 分、-15.2 ％と減少)
泉体育館駅 87.5 万/坪(昨年同期比 -35.5 ％)
泉体育館駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.5万円/坪(26.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -35.5％( -48.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 30.3 坪から +103.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 2.0 分 → 2024年 11.7 分、+483.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示