【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期の西武新宿線 (西武新宿駅～東村山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +23.5％( +31.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 79 件(１年前(2023年)に比べて +9.7％( +7件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 49.4 坪 (昨年 44.6 坪から +10.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。高田馬場駅、上石神井駅、田無駅、久米川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵関駅で昨年に比べ +199.3 ％、坪単価は 320 万円/坪となった。
上位 2 駅(武蔵関駅、中井駅)は +194.2 ％(坪単価 +179.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(花小金井駅、沼袋駅)は -39.1 ％(坪単価 -63.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.4 分 → 2024年 9.9 分、-13.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 ％ → 2024年 24.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.8 ％ → 2024年 1.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高田馬場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 519万円/坪(157万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +57.0％( +188.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東村山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.9万円/坪(16.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -13.4％( -8.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武新宿線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西武新宿駅 | - | - | - |
| 高田馬場駅 | 519万/坪 (44.2坪) | 331万/坪 (45.4坪) | 298万/坪 (90.8坪) |
| 下落合駅 | 327万/坪 (106坪) | - | 280万/坪 (49.9坪) |
| 中井駅 | 223万/坪 (19.2坪) | 77.1万/坪 (9.1坪) | 304万/坪 (47.9坪) |
| 新井薬師前駅 | 229万/坪 (41.6坪) | 302万/坪 (10.6坪) | 226万/坪 (35.4坪) |
| 沼袋駅 | 130万/坪 (47.6坪) | 210万/坪 (33.9坪) | 204万/坪 (18.2坪) |
| 野方駅 | 152万/坪 (43.9坪) | 193万/坪 (26.1坪) | 270万/坪 (25.7坪) |
| 都立家政駅 | 209万/坪 (28.7坪) | 213万/坪 (54.5坪) | 212万/坪 (62.8坪) |
| 鷺ノ宮駅 | 146万/坪 (78.4坪) | 211万/坪 (35.9坪) | 145万/坪 (22.7坪) |
| 下井草駅 | 171万/坪 (64.0坪) | - | 182万/坪 (117坪) |
| 井荻駅 | 132万/坪 (15.1坪) | 178万/坪 (32.1坪) | - |
| 上井草駅 | 180万/坪 (28.7坪) | - | 154万/坪 (73.4坪) |
| 上石神井駅 | 159万/坪 (30.6坪) | 123万/坪 (48.4坪) | 130万/坪 (89.2坪) |
| 武蔵関駅 | 320万/坪 (18.2坪) | 107万/坪 (44.6坪) | 123万/坪 (46.9坪) |
| 東伏見駅 | 140万/坪 (38.8坪) | 160万/坪 (34.0坪) | 127万/坪 (38.6坪) |
| 西武柳沢駅 | 96.3万/坪 (166坪) | 88.6万/坪 (34.0坪) | 123万/坪 (26.7坪) |
| 田無駅 | 172万/坪 (44.1坪) | 137万/坪 (23.4坪) | 115万/坪 (33.8坪) |
| 花小金井駅 | 71.1万/坪 (60.5坪) | 119万/坪 (84.2坪) | 100万/坪 (29.5坪) |
| 小平駅 | 82.2万/坪 (36.3坪) | 85.3万/坪 (40.8坪) | 82.7万/坪 (32.0坪) |
| 久米川駅 | 82.1万/坪 (77.5坪) | 53.7万/坪 (29.9坪) | 87.5万/坪 (69.6坪) |
| 東村山駅 | 55.9万/坪 (27.6坪) | 64.6万/坪 (53.7坪) | 70.2万/坪 (40.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵関駅 319.6 万/坪(昨年同期比 +199.3 ％)
武蔵関駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 320万円/坪(96.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +199.3％( +212.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 44.6 坪から -59.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.2 分 → 2024年 5.0 分、-55.6 ％と大きく減少)
中井駅 223.0 万/坪(昨年同期比 +189.1 ％)
中井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 223万円/坪(67.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +189.1％( +145.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 19.2 坪 (昨年 9.1 坪から +111.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 8.7 分、+44.4 ％と大きく増加)
花小金井駅 71.1 万/坪(昨年同期比 -40.0 ％)
花小金井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.1万円/坪(21.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -40.0％( -47.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 84.2 坪から -28.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.0 分 → 2024年 24.7 分、+45.1 ％と大きく増加)
沼袋駅 129.9 万/坪(昨年同期比 -38.2 ％)
沼袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -38.2％( -80.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 33.9 坪から +40.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 5.6 分 → 2024年 5.0 分、-10.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示