【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR中央線 (東京駅～高尾駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -2.7％( -4.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 561 件(１年前(2023年)に比べて +11.3％( +57件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 59.6 坪から +7.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。阿佐ケ谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは市ケ谷駅で昨年に比べ +143.1 ％、坪単価は 1,800 万円/坪となった。
上位 2 駅(市ケ谷駅、阿佐ケ谷駅)は +85.3 ％(坪単価 +560.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(御茶ノ水駅、信濃町駅)は -62.9 ％(坪単価 -833.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.2 ％ → 2024年 0.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった市ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,800万円/坪(544万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +143.1％( +1059.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -1.5％( -0.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 44 件(１年前(2023年)に比べて +91.3％( +21件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR中央線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東京駅 | - | - | - |
| 神田駅 | - | 3,005万/坪 (33.3坪) | 2,404万/坪 (33.3坪) |
| 御茶ノ水駅 | 472万/坪 (10.6坪) | 1,736万/坪 (24.2坪) | 397万/坪 (21.2坪) |
| 水道橋駅 | 415万/坪 (16.6坪) | - | - |
| 飯田橋駅 | - | - | - |
| 市ケ谷駅 | 1,800万/坪 (29.7坪) | 740万/坪 (25.0坪) | 554万/坪 (12.1坪) |
| 四ツ谷駅 | 386万/坪 (22.7坪) | - | 506万/坪 (93.8坪) |
| 信濃町駅 | 358万/坪 (148坪) | 760万/坪 (42.4坪) | 323万/坪 (31.8坪) |
| 千駄ケ谷駅 | 464万/坪 (14.4坪) | 909万/坪 (363坪) | - |
| 代々木駅 | - | 622万/坪 (34.3坪) | 676万/坪 (13.6坪) |
| 新宿駅 | - | - | - |
| 大久保駅 | 345万/坪 (43.9坪) | 472万/坪 (21.2坪) | 350万/坪 (29.9坪) |
| 東中野駅 | 333万/坪 (29.4坪) | 290万/坪 (32.5坪) | 259万/坪 (56.0坪) |
| 中野駅 | 311万/坪 (31.4坪) | 300万/坪 (25.6坪) | 347万/坪 (27.8坪) |
| 高円寺駅 | 273万/坪 (40.3坪) | 288万/坪 (34.7坪) | 284万/坪 (33.8坪) |
| 阿佐ケ谷駅 | 287万/坪 (48.3坪) | 225万/坪 (39.8坪) | 214万/坪 (44.8坪) |
| 荻窪駅 | 275万/坪 (58.2坪) | 263万/坪 (36.0坪) | 232万/坪 (56.9坪) |
| 西荻窪駅 | 263万/坪 (45.9坪) | 261万/坪 (69.6坪) | 241万/坪 (44.5坪) |
| 吉祥寺駅 | 273万/坪 (48.4坪) | 254万/坪 (51.4坪) | 218万/坪 (52.5坪) |
| 三鷹駅 | 232万/坪 (52.1坪) | 196万/坪 (49.0坪) | 200万/坪 (62.3坪) |
| 武蔵境駅 | 178万/坪 (78.0坪) | 164万/坪 (44.8坪) | 135万/坪 (66.4坪) |
| 東小金井駅 | 137万/坪 (59.0坪) | 140万/坪 (48.4坪) | 110万/坪 (36.5坪) |
| 武蔵小金井駅 | 132万/坪 (40.1坪) | 132万/坪 (39.0坪) | 103万/坪 (62.2坪) |
| 国分寺駅 | 141万/坪 (42.2坪) | 146万/坪 (40.0坪) | 143万/坪 (58.2坪) |
| 西国分寺駅 | 102万/坪 (71.1坪) | 89.2万/坪 (141坪) | 110万/坪 (167坪) |
| 国立駅 | 116万/坪 (53.8坪) | 133万/坪 (53.6坪) | 125万/坪 (55.8坪) |
| 立川駅 | 139万/坪 (71.4坪) | 197万/坪 (54.1坪) | 166万/坪 (58.9坪) |
| 日野駅 | 70.6万/坪 (105坪) | 84.8万/坪 (89.4坪) | 77.6万/坪 (72.7坪) |
| 豊田駅 | 89.1万/坪 (44.3坪) | 83.0万/坪 (86.5坪) | 78.0万/坪 (58.7坪) |
| 八王子駅 | 43.6万/坪 (97.0坪) | 40.6万/坪 (90.4坪) | 44.8万/坪 (85.3坪) |
| 西八王子駅 | 56.7万/坪 (82.4坪) | 57.5万/坪 (55.1坪) | 58.9万/坪 (79.5坪) |
| 高尾駅 | 32.0万/坪 (96.9坪) | 32.5万/坪 (70.6坪) | 24.9万/坪 (70.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
市ケ谷駅 1799.6 万/坪(昨年同期比 +143.1 ％)
市ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,800万円/坪(544万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +143.1％( +1059.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 29.7 坪 (昨年 25.0 坪から +19.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 6.0 分 → 2024年 5.0 分、-16.7 ％と減少)
阿佐ケ谷駅 286.9 万/坪(昨年同期比 +27.4 ％)
阿佐ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 287万円/坪(86.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +27.4％( +61.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 48.3 坪 (昨年 39.8 坪から +21.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 ％ → 2024年 33.3 ％)
御茶ノ水駅 472.3 万/坪(昨年同期比 -72.8 ％)
御茶ノ水駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 472万円/坪(143万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -72.8％( -1263.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 10.6 坪 (昨年 24.2 坪から -56.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 7.0 分、+40.0 ％と大きく増加)
信濃町駅 357.6 万/坪(昨年同期比 -53.0 ％)
信濃町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 358万円/坪(108万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -53.0％( -402.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 148.2 坪 (昨年 42.4 坪から +250.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 5.3 分 → 2024年 6.0 分、+12.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示