【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR外房線 (千葉駅～安房鴨川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.4万円/坪(5.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +7.9％( +1.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 528 件(１年前(2023年)に比べて -11.4％( -68件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 114.6 坪 (昨年 118.7 坪から -3.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 15 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鎌取駅、誉田駅、土気駅、永田駅、御宿駅、安房鴨川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは安房小湊駅で昨年に比べ +334.4 ％、坪単価は 5.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(安房小湊駅、鵜原駅)は +239.0 ％(坪単価 +3.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(安房天津駅、太東駅)は -52.0 ％(坪単価 -1.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.9 ％ → 2024年 3.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった本千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.8万円/坪(18.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -17.9％( -13.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2023年)に比べて +58.8％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった太東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -40.5％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +28.6％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR外房線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千葉駅 | 42.7万/坪 (96.4坪) | 64.3万/坪 (78.9坪) | 69.0万/坪 (80.6坪) |
| 本千葉駅 | 59.8万/坪 (76.7坪) | 72.8万/坪 (91.1坪) | 76.3万/坪 (76.0坪) |
| 蘇我駅 | 55.8万/坪 (106坪) | 49.5万/坪 (96.3坪) | 54.1万/坪 (59.0坪) |
| 鎌取駅 | 45.0万/坪 (67.6坪) | 35.2万/坪 (93.9坪) | 27.9万/坪 (74.1坪) |
| 誉田駅 | 20.6万/坪 (115坪) | 16.2万/坪 (114坪) | 19.1万/坪 (83.3坪) |
| 土気駅 | 29.0万/坪 (56.6坪) | 18.1万/坪 (104坪) | 18.9万/坪 (59.0坪) |
| 大網駅 | 10.7万/坪 (118坪) | 4.5万/坪 (138坪) | 7.2万/坪 (113坪) |
| 永田駅 | 3.7万/坪 (98.6坪) | 1.9万/坪 (134坪) | 2.7万/坪 (156坪) |
| 本納駅 | 1.7万/坪 (137坪) | 1.7万/坪 (124坪) | 2.2万/坪 (143坪) |
| 新茂原駅 | 6.4万/坪 (104坪) | 5.7万/坪 (142坪) | 5.3万/坪 (112坪) |
| 茂原駅 | 7.2万/坪 (120坪) | 7.3万/坪 (138坪) | 6.2万/坪 (115坪) |
| 八積駅 | 1.9万/坪 (141坪) | 1.8万/坪 (161坪) | 1.7万/坪 (123坪) |
| 上総一ノ宮駅 | 5.7万/坪 (194坪) | 7.5万/坪 (116坪) | 5.8万/坪 (156坪) |
| 東浪見駅 | 5.7万/坪 (134坪) | 2.6万/坪 (152坪) | 6.1万/坪 (170坪) |
| 太東駅 | 1.2万/坪 (105坪) | 2.0万/坪 (88.8坪) | 2.7万/坪 (134坪) |
| 長者町駅 | 1.9万/坪 (145坪) | 1.9万/坪 (93.5坪) | 1.5万/坪 (154坪) |
| 三門駅 | 2.1万/坪 (156坪) | 3.2万/坪 (119坪) | 1.5万/坪 (135坪) |
| 大原駅 | 3.8万/坪 (93.7坪) | 3.7万/坪 (87.8坪) | 3.6万/坪 (155坪) |
| 浪花駅 | 1.9万/坪 (124坪) | 1.8万/坪 (116坪) | 2.0万/坪 (125坪) |
| 御宿駅 | 6.2万/坪 (118坪) | 5.0万/坪 (108坪) | 3.8万/坪 (124坪) |
| 勝浦駅 | 5.8万/坪 (49.4坪) | 6.4万/坪 (112坪) | 4.4万/坪 (117坪) |
| 鵜原駅 | 4.6万/坪 (112坪) | 1.9万/坪 (187坪) | 5.1万/坪 (128坪) |
| 上総興津駅 | 5.0万/坪 (104坪) | 5.6万/坪 (90.1坪) | 4.2万/坪 (111坪) |
| 行川アイランド駅 | - | - | - |
| 安房小湊駅 | 5.4万/坪 (44.6坪) | 1.2万/坪 (72.6坪) | 3.7万/坪 (64.0坪) |
| 安房天津駅 | 1.6万/坪 (157坪) | 4.4万/坪 (57.5坪) | 6.4万/坪 (79.7坪) |
| 安房鴨川駅 | 8.7万/坪 (136坪) | 5.6万/坪 (164坪) | 10.2万/坪 (105坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
安房小湊駅 5.4 万/坪(昨年同期比 +334.4 ％)
安房小湊駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +334.4％( +4.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 72.6 坪から -38.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 18.0 分、+200.0 ％と大きく増加)
鵜原駅 4.6 万/坪(昨年同期比 +143.6 ％)
鵜原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +143.6％( +2.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.5 坪 (昨年 186.9 坪から -40.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 32.0 分 → 2024年 22.8 分、-28.9 ％と大きく減少)
安房天津駅 1.6 万/坪(昨年同期比 -63.5 ％)
安房天津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -63.5％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 156.5 坪 (昨年 57.5 坪から +172.4 ％増)。
太東駅 1.2 万/坪(昨年同期比 -40.5 ％)
太東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -40.5％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +28.6％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 105.5 坪 (昨年 88.8 坪から +18.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 27.1 分 → 2024年 30.9 分、+13.8 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示