【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR長崎旧線 (喜々津駅～浦上駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +3.9％( +0.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 121 件(１年前(2023年)に比べて +5.2％( +6件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 100.9 坪 (昨年 92.7 坪から +8.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。喜々津駅、長与駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長与駅で昨年に比べ +32.7 ％、坪単価は 20.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(長与駅、喜々津駅)は +27.7 ％(坪単価 +3.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大草駅、高田駅)は -32.6 ％(坪単価 -3.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 ％ → 2024年 3.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西浦上駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.9万円/坪(11.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +7.4％( +2.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて -5.0％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -45.6％( -2.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR長崎旧線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 喜々津駅 | 12.6万/坪 (102坪) | 10.3万/坪 (140坪) | 12.8万/坪 (172坪) |
| 東園駅 | - | - | - |
| 大草駅 | 3.1万/坪 (12.1坪) | 5.6万/坪 (151坪) | 5.0万/坪 (29.7坪) |
| 本川内駅 | - | - | 11.5万/坪 (69.6坪) |
| 長与駅 | 20.5万/坪 (90.3坪) | 15.5万/坪 (88.4坪) | 21.2万/坪 (85.0坪) |
| 高田駅 | 18.8万/坪 (73.2坪) | 23.3万/坪 (109坪) | 19.8万/坪 (46.1坪) |
| 道ノ尾駅 | 18.7万/坪 (121坪) | 16.4万/坪 (100坪) | 12.9万/坪 (104坪) |
| 西浦上駅 | 37.9万/坪 (81.7坪) | 35.3万/坪 (55.1坪) | 29.7万/坪 (58.7坪) |
| 浦上駅 | 36.7万/坪 (95.6坪) | 45.5万/坪 (62.1坪) | 48.7万/坪 (59.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長与駅 20.5 万/坪(昨年同期比 +32.7 ％)
長与駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +32.7％( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて +60.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 90.3 坪 (昨年 88.4 坪から +2.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.9 分 → 2024年 18.9 分、-26.9 ％と大きく減少)
喜々津駅 12.6 万/坪(昨年同期比 +22.7 ％)
喜々津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +22.7％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -22.2％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.9 坪 (昨年 140.3 坪から -27.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 53.5 分 → 2024年 43.4 分、-19.0 ％と減少)
大草駅 3.1 万/坪(昨年同期比 -45.6 ％)
大草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -45.6％( -2.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 12.1 坪 (昨年 151.3 坪から -92.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 1.0 分 → 2024年 60.0 分、+5900.0 ％と大きく増加)
高田駅 18.8 万/坪(昨年同期比 -19.5 ％)
高田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.8万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -19.5％( -4.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 73.2 坪 (昨年 108.6 坪から -32.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 21.0 分 → 2024年 18.4 分、-12.2 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 14.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示