【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の京浜急行本線 (泉岳寺駅～六郷土手駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 251万円/坪(75.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -34.9％( -134.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2024年)に比べて -74.7％( -62件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 50.1 坪 (昨年 41.9 坪から +19.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新馬場駅、鮫洲駅、平和島駅、梅屋敷駅、雑色駅、六郷土手駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは六郷土手駅で昨年に比べ +46.7 ％、坪単価は 301 万円/坪となった。
上位 2 駅(六郷土手駅、雑色駅)は +46.3 ％(坪単価 +87.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(京急蒲田駅、立会川駅)は -37.5 ％(坪単価 -125.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.6 ％ → 2025年 4.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 7.0 分 → 2025年 8.2 分、+18.5 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.1 ％ → 2025年 28.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鮫洲駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 407万円/坪(123万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +30.2％( +94.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった梅屋敷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +30.5％( +39.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| 京浜急行本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 泉岳寺駅 | - | 857万/坪 (40.8坪) | - |
| 品川駅 | - | 2,848万/坪 (57.9坪) | - |
| 北品川駅 | - | 684万/坪 (18.2坪) | 293万/坪 (24.2坪) |
| 新馬場駅 | 378万/坪 (21.2坪) | 296万/坪 (46.4坪) | 441万/坪 (22.7坪) |
| 青物横丁駅 | - | 280万/坪 (47.8坪) | 426万/坪 (12.1坪) |
| 鮫洲駅 | 407万/坪 (21.9坪) | 313万/坪 (20.4坪) | 279万/坪 (32.5坪) |
| 立会川駅 | 193万/坪 (218坪) | 301万/坪 (24.4坪) | 276万/坪 (27.2坪) |
| 大森海岸駅 | - | 424万/坪 (46.9坪) | 231万/坪 (15.9坪) |
| 平和島駅 | 276万/坪 (31.8坪) | 212万/坪 (32.9坪) | 204万/坪 (39.3坪) |
| 大森町駅 | - | 193万/坪 (46.4坪) | 178万/坪 (32.7坪) |
| 梅屋敷駅 | 167万/坪 (89.8坪) | 128万/坪 (33.5坪) | 198万/坪 (40.2坪) |
| 京急蒲田駅 | 222万/坪 (25.7坪) | 364万/坪 (46.5坪) | 349万/坪 (29.0坪) |
| 雑色駅 | 250万/坪 (19.4坪) | 171万/坪 (65.0坪) | 187万/坪 (37.1坪) |
| 六郷土手駅 | 301万/坪 (49.9坪) | 205万/坪 (26.8坪) | 168万/坪 (46.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
六郷土手駅 300.5 万/坪(昨年同期比 +46.7 ％)
六郷土手駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 301万円/坪(90.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +46.7％( +95.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 26.8 坪から +85.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 7.2 分 → 2025年 3.0 分、-58.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
雑色駅 250.0 万/坪(昨年同期比 +45.8 ％)
雑色駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 250万円/坪(75.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +45.8％( +78.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 19.4 坪 (昨年 65.0 坪から -70.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.4 ％ → 2025年 20.0 ％)
京急蒲田駅 221.6 万/坪(昨年同期比 -39.1 ％)
京急蒲田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 222万円/坪(67.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -39.1％( -142.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 46.5 坪から -44.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.4 分 → 2025年 11.0 分、+72.5 ％と大きく増加)
立会川駅 192.8 万/坪(昨年同期比 -35.9 ％)
立会川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 193万円/坪(58.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -35.9％( -108.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 217.8 坪 (昨年 24.4 坪から +794.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.0 分 → 2025年 10.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示