【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR可部線 (横川駅～あき亀山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +24.6％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2024年)に比べて -89.8％( -106件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 115.7 坪 (昨年 96.0 坪から +20.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。古市橋駅、梅林駅、中島駅、可部駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは安芸長束駅で昨年に比べ +142.2 ％、坪単価は 99.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(安芸長束駅、可部駅)は +103.5 ％(坪単価 +33.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(横川駅、あき亀山駅)は -43.1 ％(坪単価 -36.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 37.0 分 → 2025年 15.1 分、-59.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.7 ％ → 2025年 8.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.2 ％ → 2025年 8.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった安芸長束駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +142.2％( +58.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -93.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったあき亀山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -30.4％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR可部線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 横川駅 | 55.5万/坪 (46.9坪) | 126万/坪 (79.3坪) | 80.3万/坪 (33.0坪) |
| 安芸長束駅 | 99.2万/坪 (90.8坪) | 40.9万/坪 (70.8坪) | 34.2万/坪 (95.0坪) |
| 下祇園駅 | 86.2万/坪 (41.6坪) | 74.2万/坪 (78.0坪) | 78.4万/坪 (102坪) |
| 古市橋駅 | 69.0万/坪 (34.8坪) | 52.8万/坪 (37.1坪) | 55.0万/坪 (92.9坪) |
| 大町駅 | - | 62.3万/坪 (87.0坪) | 30.5万/坪 (236坪) |
| 緑井駅 | - | 62.3万/坪 (133坪) | 59.8万/坪 (57.3坪) |
| 七軒茶屋駅 | - | 39.2万/坪 (47.8坪) | 34.5万/坪 (72.9坪) |
| 梅林駅 | 60.0万/坪 (130坪) | 39.6万/坪 (165坪) | 16.4万/坪 (54.6坪) |
| 上八木駅 | - | 31.7万/坪 (37.8坪) | 25.4万/坪 (38.6坪) |
| 中島駅 | 48.1万/坪 (66.6坪) | 33.3万/坪 (56.7坪) | 34.5万/坪 (106坪) |
| 可部駅 | 20.1万/坪 (282坪) | 12.2万/坪 (122坪) | 7.4万/坪 (152坪) |
| 河戸帆待川駅 | - | 32.5万/坪 (66.8坪) | 33.7万/坪 (281坪) |
| あき亀山駅 | 6.5万/坪 (44.6坪) | 9.4万/坪 (95.8坪) | 12.3万/坪 (43.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
安芸長束駅 99.2 万/坪(昨年同期比 +142.2 ％)
安芸長束駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +142.2％( +58.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -93.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 70.8 坪から +28.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 17.6 分 → 2025年 6.0 分、-65.9 ％と大きく減少)
可部駅 20.1 万/坪(昨年同期比 +64.7 ％)
可部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.1万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +64.7％( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -93.6％( -44件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 282.3 坪 (昨年 122.5 坪から +130.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 70.6 分 → 2025年 26.7 分、-62.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.1 ％ → 2025年 33.3 ％)
横川駅 55.5 万/坪(昨年同期比 -55.9 ％)
横川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.5万円/坪(16.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -55.9％( -70.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 79.3 坪から -40.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 13.3 分 → 2025年 15.0 分、+12.8 ％と増加)
あき亀山駅 6.5 万/坪(昨年同期比 -30.4 ％)
あき亀山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -30.4％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 95.8 坪から -53.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 37.4 分 → 2025年 21.5 分、-42.6 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示