【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR成田線 (佐倉駅～松岸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.1万円/坪(5.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +9.0％( +1.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 40 件(１年前(2024年)に比べて -84.5％( -218件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 98.1 坪 (昨年 105.7 坪から -7.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。佐倉駅、滑河駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは佐原駅で昨年に比べ +250.1 ％、坪単価は 22.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(佐原駅、滑河駅)は +164.1 ％(坪単価 +9.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大戸駅、成田駅)は -83.0 ％(坪単価 -20.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 24.1 分 → 2025年 18.7 分、-22.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.6 ％ → 2025年 5.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった佐倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.5万円/坪(7.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +65.6％( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松岸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -41.6％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR成田線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | 24.5万/坪 (93.8坪) | 14.8万/坪 (130坪) | 16.3万/坪 (111坪) |
| 酒々井駅 | - | 16.7万/坪 (112坪) | 6.5万/坪 (178坪) |
| 成田駅 | 6.7万/坪 (101坪) | 36.5万/坪 (111坪) | 32.7万/坪 (71.5坪) |
| 成田空港駅 | - | - | 6.8万/坪 (205坪) |
| 久住駅 | 8.4万/坪 (178坪) | 13.0万/坪 (95.6坪) | 9.3万/坪 (178坪) |
| 滑河駅 | 5.7万/坪 (259坪) | 3.2万/坪 (63.7坪) | 3.4万/坪 (109坪) |
| 下総神崎駅 | - | 1.3万/坪 (89.2坪) | 2.5万/坪 (111坪) |
| 大戸駅 | 2.2万/坪 (84.7坪) | 14.3万/坪 (219坪) | 1.2万/坪 (183坪) |
| 佐原駅 | 22.6万/坪 (106坪) | 6.4万/坪 (74.8坪) | 9.6万/坪 (117坪) |
| 香取駅 | - | 3.7万/坪 (42.4坪) | 4.7万/坪 (74.6坪) |
| 水郷駅 | - | 2.1万/坪 (56.3坪) | 2.1万/坪 (101坪) |
| 小見川駅 | 3.2万/坪 (56.0坪) | 4.4万/坪 (125坪) | 4.9万/坪 (149坪) |
| 笹川駅 | 3.1万/坪 (51.4坪) | 3.3万/坪 (188坪) | 2.7万/坪 (153坪) |
| 下総橘駅 | - | 1.2万/坪 (185坪) | 1.5万/坪 (90.8坪) |
| 下総豊里駅 | - | 1.8万/坪 (165坪) | 1.6万/坪 (71.8坪) |
| 椎柴駅 | - | - | - |
| 松岸駅 | 1.8万/坪 (53.9坪) | 3.1万/坪 (245坪) | 5.9万/坪 (126坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
佐原駅 22.6 万/坪(昨年同期比 +250.1 ％)
佐原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +250.1％( +16.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -92.0％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 74.8 坪から +41.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 26.5 分 → 2025年 8.0 分、-69.8 ％と大きく減少)
滑河駅 5.7 万/坪(昨年同期比 +78.2 ％)
滑河駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +78.2％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 258.6 坪 (昨年 63.7 坪から +305.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 40.8 分 → 2025年 34.5 分、-15.3 ％と減少)
大戸駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -84.3 ％)
大戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -84.3％( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 218.8 坪から -61.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 76.7 分 → 2025年 60.0 分、-21.7 ％と大きく減少)
成田駅 6.7 万/坪(昨年同期比 -81.7 ％)
成田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.7万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -81.7％( -29.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -73.7％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.0 坪 (昨年 110.7 坪から -8.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.3 ％ → 2025年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 19.3 分 → 2025年 28.6 分、+48.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示