【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のJR姫新線 (姫路駅～上月駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.0万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +56.7％( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 64 件(１年前(2023年)に比べて +10.3％( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 106.2 坪 (昨年 112.2 坪から -5.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。姫路駅、余部駅、本竜野駅、播磨新宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは播磨新宮駅で昨年に比べ +78.9 ％、坪単価は 8.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(播磨新宮駅)は +78.9 ％(坪単価 +3.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(東觜崎駅)は +6.8 ％(坪単価 +0.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.4 ％ → 2024年 1.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.0万円/坪(10.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +62.0％( +13.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(１年前(2023年)に比べて +10.0％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった余部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +58.8％( +2.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| JR姫新線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姫路駅 | 36.0万/坪 (92.4坪) | 22.2万/坪 (93.9坪) | 29.4万/坪 (86.4坪) |
| 播磨高岡駅 | 9.7万/坪 (55.2坪) | - | 14.8万/坪 (159坪) |
| 余部駅 | 6.6万/坪 (231坪) | 4.1万/坪 (183坪) | 15.9万/坪 (97.1坪) |
| 太市駅 | - | - | 1.2万/坪 (296坪) |
| 本竜野駅 | 10.5万/坪 (123坪) | 8.7万/坪 (94.6坪) | 15.7万/坪 (95.7坪) |
| 東觜崎駅 | 7.2万/坪 (136坪) | 6.7万/坪 (254坪) | 6.8万/坪 (200坪) |
| 播磨新宮駅 | 8.6万/坪 (74.1坪) | 4.8万/坪 (126坪) | 3.1万/坪 (146坪) |
| 千本駅 | - | - | 2.4万/坪 (24.2坪) |
| 西栗栖駅 | - | - | 0.9万/坪 (175坪) |
| 三日月駅 | - | 6.4万/坪 (84.7坪) | - |
| 播磨徳久駅 | 0.6万/坪 (33.3坪) | - | 1.8万/坪 (36.3坪) |
| 佐用駅 | - | - | - |
| 上月駅 | - | 1.0万/坪 (90.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
播磨新宮駅 8.6 万/坪(昨年同期比 +78.9 ％)
播磨新宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +78.9％( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 126.0 坪から -41.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 102.5 分 → 2024年 69.7 分、-32.0 ％と大きく減少)
東觜崎駅 7.2 万/坪(昨年同期比 +6.8 ％)
東觜崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +6.8％( +0.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 254.1 坪から -46.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 42.0 分 → 2024年 74.0 分、+76.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示