【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR山陰本線 (京都駅～上夜久野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +26.6％( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 284 件(１年前(2023年)に比べて +6.8％( +18件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 111.0 坪から -11.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。梅小路京都西駅、丹波口駅、二条駅、太秦駅、馬堀駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは日吉駅で昨年に比べ +155.4 ％、坪単価は 0.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(日吉駅、京都駅)は +141.7 ％(坪単価 +150.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上川口駅、和知駅)は -78.7 ％(坪単価 -2.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.9 ％ → 2024年 5.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 537万円/坪(162万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +128.1％( +301.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和知駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -74.0％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京都駅 | 537万/坪 (43.4坪) | 235万/坪 (78.1坪) | 261万/坪 (74.9坪) |
| 梅小路京都西駅 | 154万/坪 (44.4坪) | 98.4万/坪 (24.5坪) | 112万/坪 (28.7坪) |
| 丹波口駅 | 104万/坪 (52.7坪) | 77.7万/坪 (30.3坪) | 128万/坪 (94.4坪) |
| 二条駅 | 172万/坪 (78.7坪) | 128万/坪 (51.6坪) | 133万/坪 (36.8坪) |
| 円町駅 | 85.1万/坪 (58.7坪) | 77.4万/坪 (128坪) | 71.1万/坪 (71.1坪) |
| 花園駅 | 80.5万/坪 (42.0坪) | 85.9万/坪 (83.8坪) | 68.0万/坪 (28.0坪) |
| 太秦駅 | 85.8万/坪 (109坪) | 52.9万/坪 (45.4坪) | 66.2万/坪 (28.7坪) |
| 嵯峨嵐山駅 | 76.1万/坪 (73.7坪) | 65.3万/坪 (124坪) | 60.4万/坪 (98.8坪) |
| 保津峡駅 | - | - | - |
| 馬堀駅 | 30.7万/坪 (51.0坪) | 17.9万/坪 (153坪) | 22.1万/坪 (57.5坪) |
| 亀岡駅 | 17.8万/坪 (83.9坪) | 17.0万/坪 (102坪) | 15.9万/坪 (90.7坪) |
| 並河駅 | 17.7万/坪 (161坪) | 25.7万/坪 (29.5坪) | 24.2万/坪 (90.4坪) |
| 千代川駅 | 14.5万/坪 (58.0坪) | 30.8万/坪 (99.8坪) | 34.4万/坪 (78.4坪) |
| 八木駅 | 13.9万/坪 (98.9坪) | 12.0万/坪 (145坪) | 11.4万/坪 (60.2坪) |
| 吉富駅 | - | - | - |
| 園部駅 | 10.4万/坪 (101坪) | 9.8万/坪 (78.2坪) | 8.3万/坪 (150坪) |
| 船岡駅 | - | - | - |
| 日吉駅 | 0.5万/坪 (206坪) | 0.19万/坪 (99.8坪) | 2.6万/坪 (119坪) |
| 鍼灸大学前駅 | - | - | - |
| 胡麻駅 | 1.6万/坪 (57.8坪) | 2.1万/坪 (99.8坪) | 1.6万/坪 (96.3坪) |
| 下山駅 | 1.3万/坪 (137坪) | 1.6万/坪 (128坪) | 1.2万/坪 (73.6坪) |
| 和知駅 | 0.4万/坪 (88.5坪) | 1.6万/坪 (257坪) | 1.6万/坪 (136坪) |
| 安栖里駅 | - | - | - |
| 立木駅 | - | - | - |
| 山家駅 | - | 0.09万/坪 (138坪) | 4.6万/坪 (151坪) |
| 綾部駅 | 12.1万/坪 (105坪) | 12.6万/坪 (95.0坪) | 9.1万/坪 (136坪) |
| 高津駅 | - | 2.6万/坪 (129坪) | 1.0万/坪 (149坪) |
| 石原駅 | 7.3万/坪 (138坪) | 8.7万/坪 (137坪) | 10.6万/坪 (136坪) |
| 福知山駅 | 14.2万/坪 (110坪) | 13.2万/坪 (130坪) | 14.0万/坪 (111坪) |
| 上川口駅 | 0.8万/坪 (368坪) | 4.7万/坪 (31.8坪) | - |
| 下夜久野駅 | - | 0.18万/坪 (30.3坪) | 1.4万/坪 (194坪) |
| 上夜久野駅 | - | 12.4万/坪 (36.3坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日吉駅 0.5 万/坪(昨年同期比 +155.4 ％)
日吉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.15万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +155.4％( +0.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 205.7 坪 (昨年 99.8 坪から +106.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 120.0 分 → 2024年 30.0 分、-75.0 ％と大きく減少)
京都駅 536.9 万/坪(昨年同期比 +128.1 ％)
京都駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 537万円/坪(162万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +128.1％( +301.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 43.4 坪 (昨年 78.1 坪から -44.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.5 分 → 2024年 8.3 分、-27.5 ％と大きく減少)
上川口駅 0.8 万/坪(昨年同期比 -83.4 ％)
上川口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.24万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -83.4％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 367.5 坪 (昨年 31.8 坪から +1057.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 24.0 分 → 2024年 20.0 分、-16.7 ％と減少)
和知駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -74.0 ％)
和知駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -74.0％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 257.1 坪から -65.6 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示