
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期の西九州新幹線 (新大村駅~長崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.3万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +23.2%( +10.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 160 件(1年前(2023年)に比べて -11.1%( -20件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 35.5年(昨年 36.4年から -2.3 %減)。平均土地面積は 80.6 坪 (昨年 63.9 坪から +26.1 %増)。平均建物面積は 63.0 坪 (昨年 55.7 坪から +13.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。長崎駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長崎駅で昨年に比べ +26.0 %、坪単価は 54.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(長崎駅)は +26.0 %(坪単価 +11.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(諫早駅)は +13.6 %(坪単価 +7.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 51.8 % → 2024年 45.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 % → 2024年 9.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 41.6 分 → 2024年 49.1 分、+18.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.7 % → 2024年 34.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった諫早駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +13.6%( +7.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2023年)に比べて -10.5%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.0万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +26.0%( +11.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 126 件(1年前(2023年)に比べて -10.6%( -15件/坪)と不調に推移しています。)。
西九州新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新大村駅 | - | 38.1万/坪 (43.3年/77.1坪) | - |
諫早駅 | 60.0万/坪 (28.0年/96.1坪) | 52.8万/坪 (31.4年/76.3坪) | 53.2万/坪 (31.8年/87.5坪) |
長崎駅 | 54.0万/坪 (37.4年/76.5坪) | 42.9万/坪 (37.7年/60.7坪) | 58.0万/坪 (37.0年/66.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長崎駅 54.0 万/坪(昨年同期比 +26.0 %)
長崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.0万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +26.0%( +11.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 126 件(1年前(2023年)に比べて -10.6%( -15件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 37.4年(昨年 37.7年から -0.8 %減)。平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 60.7 坪から +26.1 %増)。平均建物面積は 65.2 坪 (昨年 57.3 坪から +13.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 54.1 % → 2024年 48.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.6 % → 2024年 5.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 47.8 分 → 2024年 57.0 分、+19.2 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.5 % → 2024年 34.0 %)
諫早駅 60.0 万/坪(昨年同期比 +13.6 %)
諫早駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +13.6%( +7.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2023年)に比べて -10.5%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 31.4年から -10.7 %減)。平均土地面積は 96.1 坪 (昨年 76.3 坪から +26.0 %増)。平均建物面積は 54.9 坪 (昨年 49.9 坪から +10.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 31.4 年 → 2024年 28.0 年、-10.7 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.1 % → 2024年 22.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.9 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 29.0 % → 2024年 37.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示