【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR筑豊本線 (若松駅～原田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.7万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -6.1％( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 69 件(１年前(2024年)に比べて -83.5％( -350件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 28.4年から -0.0 ％減)。平均土地面積は 106.5 坪 (昨年 87.5 坪から +21.8 ％増)。平均建物面積は 49.0 坪 (昨年 42.2 坪から +16.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。二島駅、勝野駅、原田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新入駅で昨年に比べ +113.2 ％、坪単価は 53.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(新入駅、二島駅)は +81.1 ％(坪単価 +25.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(天道駅、筑前垣生駅)は -67.6 ％(坪単価 -34.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 24.8 分 → 2025年 20.7 分、-16.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.6 ％ → 2025年 8.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.6 ％ → 2025年 31.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.0 ％ → 2025年 31.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 27.0 ％ → 2025年 24.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった原田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +40.1％( +37.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -96.4％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -71.8％( -38.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR筑豊本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 若松駅 | 51.3万/坪 (25.4年/79.5坪) | 48.0万/坪 (34.3年/48.1坪) | 40.6万/坪 (30.2年/54.2坪) |
| 藤ノ木駅 | - | 50.1万/坪 (26.0年/68.1坪) | 55.7万/坪 (23.9年/99.5坪) |
| 奥洞海駅 | 68.4万/坪 (32.5年/227坪) | 64.8万/坪 (18.5年/76.6坪) | 13.3万/坪 (52.2年/83.9坪) |
| 二島駅 | 70.4万/坪 (11.5年/60.5坪) | 47.3万/坪 (36.7年/60.6坪) | 47.7万/坪 (26.0年/88.7坪) |
| 本城駅 | 79.3万/坪 (22.9年/113坪) | 82.8万/坪 (15.7年/68.5坪) | 80.0万/坪 (18.3年/57.5坪) |
| 折尾駅 | 64.4万/坪 (23.0年/57.2坪) | 66.2万/坪 (24.3年/74.2坪) | 70.5万/坪 (22.9年/72.0坪) |
| 東水巻駅 | 41.0万/坪 (46.5年/58.0坪) | 69.0万/坪 (22.5年/109坪) | 45.9万/坪 (27.2年/60.0坪) |
| 中間駅 | 18.8万/坪 (46.4年/88.2坪) | 39.1万/坪 (31.4年/90.3坪) | 46.4万/坪 (25.2年/89.6坪) |
| 筑前垣生駅 | 17.5万/坪 (49.5年/59.7坪) | 47.8万/坪 (19.6年/80.0坪) | 35.2万/坪 (22.0年/115坪) |
| 鞍手駅 | 29.7万/坪 (17.0年/66.6坪) | 34.9万/坪 (34.2年/86.0坪) | 15.2万/坪 (46.4年/116坪) |
| 筑前植木駅 | 39.1万/坪 (22.0年/575坪) | 34.9万/坪 (31.1年/121坪) | 42.9万/坪 (28.4年/133坪) |
| 新入駅 | 53.1万/坪 (16.5年/264坪) | 24.9万/坪 (31.3年/112坪) | 55.4万/坪 (14.9年/89.5坪) |
| 直方駅 | 26.0万/坪 (39.9年/118坪) | 25.6万/坪 (41.4年/118坪) | 32.3万/坪 (32.0年/77.1坪) |
| 勝野駅 | 43.8万/坪 (13.5年/167坪) | 32.4万/坪 (32.7年/135坪) | 29.2万/坪 (26.1年/116坪) |
| 小竹駅 | - | 14.2万/坪 (40.3年/119坪) | 49.0万/坪 (31.4年/209坪) |
| 鯰田駅 | 16.2万/坪 (36.0年/47.6坪) | 25.1万/坪 (33.3年/97.8坪) | 30.0万/坪 (29.4年/134坪) |
| 浦田駅 | 27.5万/坪 (31.0年/104坪) | 33.4万/坪 (28.2年/121坪) | 40.9万/坪 (29.5年/132坪) |
| 新飯塚駅 | 21.0万/坪 (32.5年/139坪) | 36.4万/坪 (33.5年/85.9坪) | 37.7万/坪 (33.1年/99.4坪) |
| 飯塚駅 | 29.1万/坪 (26.0年/63.5坪) | 51.3万/坪 (20.1年/90.3坪) | 48.7万/坪 (23.2年/93.1坪) |
| 天道駅 | 15.3万/坪 (36.0年/90.8坪) | 54.1万/坪 (20.9年/115坪) | 74.4万/坪 (16.3年/129坪) |
| 桂川駅 | - | 15.4万/坪 (45.2年/100坪) | 25.5万/坪 (34.0年/107坪) |
| 上穂波駅 | - | 10.8万/坪 (49.2年/78.7坪) | 17.7万/坪 (41.7年/151坪) |
| 筑前内野駅 | - | 22.0万/坪 (55.8年/424坪) | - |
| 筑前山家駅 | - | 36.8万/坪 (27.5年/124坪) | 46.7万/坪 (20.4年/60.2坪) |
| 原田駅 | 132万/坪 (17.0年/66.6坪) | 94.4万/坪 (21.5年/93.7坪) | 111万/坪 (19.6年/91.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新入駅 53.1 万/坪(昨年同期比 +113.2 ％)
新入駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.1万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +113.2％( +28.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 31.3年から -47.3 ％減)。平均土地面積は 264.2 坪 (昨年 111.7 坪から +136.4 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 43.1 坪から -36.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 31.3 年 → 2025年 16.5 年、-47.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 25.2 分 → 2025年 11.3 分、-55.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
二島駅 70.4 万/坪(昨年同期比 +49.0 ％)
二島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.4万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +49.0％( +23.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -84.6％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.5年(昨年 36.7年から -68.6 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 60.6 坪から -0.2 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 30.9 坪から +27.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 36.7 年 → 2025年 11.5 年、-68.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
天道駅 15.3 万/坪(昨年同期比 -71.8 ％)
天道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -71.8％( -38.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 20.9年から +72.4 ％増)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 114.6 坪から -20.8 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 38.4 坪から +2.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 22.5 分 → 2025年 19.0 分、-15.6 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 20.9 年 → 2025年 36.0 年、+72.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 100.0 ％)
筑前垣生駅 17.5 万/坪(昨年同期比 -63.4 ％)
筑前垣生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.5万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -63.4％( -30.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.5年(昨年 19.6年から +152.6 ％増)。平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 80.0 坪から -25.3 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 34.2 坪から -24.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 19.6 年 → 2025年 49.5 年、+152.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.2 分 → 2025年 22.5 分、+83.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示